1
00:00:00,000 --> 00:00:10,226
[Sandra] 私たちは長年の友人です。昔撮った写真を見返すと、もう何年も前のものですね。

2
00:00:10,226 --> 00:00:19,104
[Sandra] もちろん、私の心は日本と日本の皆さんと共にあります。本当に質の高い矯正治療をされていますね。

3
00:00:19,104 --> 00:00:26,000
[Sandra] アライナーラジオに参加できて光栄です。では、画面を共有します。

4
00:00:26,000 --> 00:00:31,580
[南舘] はい、もちろんです。ところで、バンクーバーは今何時ですか？

5
00:00:31,580 --> 00:00:35,580
[Sandra] 朝の6時です。

6
00:00:35,580 --> 00:00:40,580
[Sandra] だからここにコーヒーがあるんです。

7
00:00:40,580 --> 00:00:44,580
[Sandra] どうもありがとうございます。

8
00:00:44,580 --> 00:00:54,580
[Sandra] 南舘先生がおっしゃったように、小臼歯抜歯はヨーロッパや北米ではそれほど一般的ではありません。

9
00:00:54,580 --> 00:00:59,580
[Sandra] でもバンクーバーは、訪れたことがあれば分かりますが、とても独特なんです。

10
00:00:59,580 --> 00:01:03,580
[Sandra] バンクーバーには多くのアジア人が住んでいます。

11
00:01:03,580 --> 00:01:09,580
[Sandra] そのため、多くの抜歯症例を治療する機会に恵まれました。

12
00:01:09,580 --> 00:01:15,740
[岡野] 患者さんのうち、何パーセントが抜歯症例ですか？

13
00:01:15,740 --> 00:01:19,740
[Sandra] 少なくとも25%ですね。

14
00:01:19,740 --> 00:01:21,740
[Sandra] 25%です。

15
00:01:21,740 --> 00:01:34,990
[Sandra] 多くないように思えますが、アライナーなら非抜歯で治療できる上下顎前突の症例も多数あります。

16
00:01:34,990 --> 00:01:56,180
[Sandra] それはまた別の機会に。Quadrant (1/4顎) の大臼歯遠心移動にIPRを加えれば、一部のボーダーラインケースは非抜歯で治療できます。

17
00:01:56,180 --> 00:02:07,180
[Sandra] でも多くのアジア人患者は生まれつき上下顎前突で、叢生が重度だと抜歯せざるを得ません。

18
00:02:07,180 --> 00:02:15,180
[Sandra] すでに私をご存知の方も多いと思いますが、自己紹介させてください。

19
00:02:15,180 --> 00:02:27,180
[Sandra] 私はカナダのバンクーバーにあるブリティッシュコロンビア大学、パシフィック大学、ペンシルベニア大学の3大学で臨床助教授をしています。

20
00:02:27,180 --> 00:02:36,180
[Sandra] 昨日パシフィック大学で教えてきたばかりで、一日中矯正科のレジデントたちと過ごしました。

21
00:02:36,180 --> 00:02:41,180
[Sandra] ミネソタ大学で矯正のトレーニングを受けました。

22
00:02:41,180 --> 00:02:52,570
[Sandra] 2000年にInvisalignの初期導入者となり、今までに6,000症例以上を治療してきました。

23
00:02:52,570 --> 00:03:03,570
[Sandra] アメリカ矯正歯科学会認定医、ヨーロッパアライナー矯正歯科学会認定医です。また、Align Technologyの講師として世界中で活動しています。

24
00:03:03,570 --> 00:03:07,118
[Sandra] でも本業はカナダのバンクーバーでの開業医です。

25
00:03:07,118 --> 00:03:14,570
[Sandra] 2つのジャーナルの編集委員を務めており、その一つがJournal of Aligner Clinical Orthodonticsの臨床諮問委員です。

26
00:03:14,570 --> 00:03:25,700
[Sandra] 多くの論文を査読し、2018年には教科書『Clear Aligner Technique』を執筆しました。13ヶ国語に翻訳されています。

27
00:03:25,700 --> 00:03:35,700
[Sandra] 2025年の第2版は、すでに英語、日本語を含む3ヶ国語になっており、とても誇りに思っています。

28
00:03:35,700 --> 00:03:41,700
[Sandra] Graberの『Orthodontics』やMoyers の『Craniofacial Growth Series』の章も執筆しました。

29
00:03:41,700 --> 00:03:48,940
[Sandra] では、この論文がどのようにして『Seminars in Orthodontics』に掲載されたのでしょうか？

30
00:03:48,940 --> 00:04:00,940
[Sandra] これはアライナーをテーマにした大きな特集号の一部で、私は小臼歯抜歯について書くよう依頼されました。

31
00:04:00,940 --> 00:04:09,940
[Sandra] そこで私は、アライナーを用いた抜歯症例に関する既存の学術論文を調べ

32
00:04:09,940 --> 00:04:13,940
[Sandra] それらすべての論文に目を通しました。

33
00:04:13,940 --> 00:04:24,390
[Sandra] 論文で示されたエビデンスに基づき、抜歯症例で重要な考慮事項について論じました。

34
00:04:24,390 --> 00:04:34,390
[Sandra] 例えば、前歯のトルクコントロール、オーバーバイトのコントロール、歯根の傾斜のコントロール、アンカレッジの設計、ステージングパターンといった点です。

35
00:04:34,390 --> 00:04:44,390
[Sandra] 画面右下のQRコードをスキャンすると、この論文をダウンロードできます。

36
00:04:44,390 --> 00:04:48,390
[Sandra] QRコードをスキャンする時間を数分差し上げます。

37
00:04:48,390 --> 00:04:52,390
[Sandra] 論文は英語版をダウンロードできます。

38
00:04:52,390 --> 00:04:54,390
[Sandra] オープンアクセスです。

39
00:04:54,390 --> 00:04:55,390
[南舘] いいですね。

40
00:04:55,390 --> 00:04:56,390
[岡野] いいですね。

41
00:04:56,390 --> 00:05:01,390
[南舘] 以前の参加者の方々には、すでにメールで送ってあります。

42
00:05:01,390 --> 00:05:02,390
[Sandra] なるほど。

43
00:05:02,390 --> 00:05:03,390
[Sandra] それは素晴らしいです。

44
00:05:03,390 --> 00:05:08,390
[Sandra] 読んでくださった方もいるようで、論文の写真を送ってくれたり

45
00:05:08,390 --> 00:05:11,390
[Sandra] 論文を踏まえた質問をいただいたりしています。

46
00:05:11,390 --> 00:05:12,390
[岡野] 本当ですか？

47
00:05:12,390 --> 00:05:13,390
[Sandra] はい。

48
00:05:13,390 --> 00:05:16,390
[Sandra] 日本にはとても熱心な参加者の方々がいますね。

49
00:05:16,390 --> 00:05:21,390
[Sandra] これらが、実際に私がダウンロードして読んだ論文の一部です。

50
00:05:21,390 --> 00:05:33,390
[Sandra] 研究内容を踏まえ、アライナーでの抜歯に関する45本の論文をレビューしました。

51
00:05:33,390 --> 00:05:36,390
[Sandra] システマティックレビューもありましたし

52
00:05:36,390 --> 00:05:38,390
[Sandra] 有限要素解析もありました。

53
00:05:38,390 --> 00:05:42,390
[Sandra] 後ろ向き臨床研究もありました。

54
00:05:42,390 --> 00:05:45,390
[Sandra] とても興味深いレビューでした。

55
00:05:45,390 --> 00:05:51,580
[Sandra] アライナーによる歯の移動の予測実現性に、改めて触れたいと思います。

56
00:05:51,580 --> 00:05:53,580
[Sandra] これはよく見るグラフです。

57
00:05:53,580 --> 00:05:56,580
[Sandra] 多くの方が目にしたことがあるでしょう。

58
00:05:56,580 --> 00:05:59,580
[Sandra] Kevin O'Brienのブログから引用したものです。

59
00:05:59,580 --> 00:06:04,580
[Sandra] 様々なタイプの歯牙移動の予測実現性を示しています。

60
00:06:04,580 --> 00:06:11,580
[Sandra] 予測実現性が低い移動もありますが、起こらないわけではありません。

61
00:06:11,580 --> 00:06:23,580
[Sandra] では、アライナー抜歯症例で最も重要な歯の移動は何でしょう？

62
00:06:23,580 --> 00:06:26,860
[Sandra] 遠心移動です。

63
00:06:26,860 --> 00:06:31,860
[Sandra] この予測実現性チャートには歯体移動は載っていません。

64
00:06:31,860 --> 00:06:38,960
[Sandra] でも抜歯症例での歯の移動の多くは遠心移動です。

65
00:06:38,960 --> 00:06:40,960
[Sandra] 2つ目は頬舌的傾斜です。

66
00:06:40,960 --> 00:06:51,410
[Sandra] 多くの上下顎前突の抜歯症例では、舌側傾斜させるのが望ましいでしょう。

67
00:06:51,410 --> 00:06:58,410
[Sandra] アジア人患者さんの場合は、前突を是正するために舌側傾斜させたいです。

68
00:06:58,410 --> 00:07:01,410
[Sandra] 傾斜移動は予測実現性が高いです。

69
00:07:01,410 --> 00:07:06,410
[Sandra] 犬歯を後退させる際の遠心移動も、予測実現性が非常に高いです。

70
00:07:06,410 --> 00:07:08,410
[Sandra] 次はトルクです。

71
00:07:08,410 --> 00:07:12,410
[Sandra] 切歯のトルクもコントロールしたいですね。

72
00:07:12,410 --> 00:07:17,410
[Sandra] 歯冠を舌側に傾斜させたい一方で、トルクをあまり失いたくはありませんよね。

73
00:07:17,410 --> 00:07:19,410
[Sandra] 正常な歯軸にしたいのです。

74
00:07:19,410 --> 00:07:31,410
[Sandra] 予測実現性が低いのは圧下かもしれません。前歯を後退させる際に垂直的コントロールが必要となります。

75
00:07:31,410 --> 00:07:42,410
[Sandra] 抜歯症例でオーバーバイトをコントロールするには、デジタル治療計画にある程度の圧下を組み込む必要があります。

76
00:07:42,410 --> 00:07:48,410
[Sandra] これらが、この論文で論じた重要な点の一部です。

77
00:07:48,410 --> 00:07:50,540
[Sandra] ということで、

78
00:07:50,540 --> 00:07:54,540
[Sandra] 1つ目はトルクですよね？

79
00:07:54,540 --> 00:07:58,540
[Sandra] 前歯を後退させると、歯冠が舌側に傾斜します。

80
00:07:58,540 --> 00:08:03,540
[Sandra] 歯が舌側に傾斜すると、相対的挺出が起こります。

81
00:08:03,540 --> 00:08:06,540
[Sandra] では、臨床医である私たちにとって、これは何を意味するのでしょうか？

82
00:08:06,540 --> 00:08:10,540
[Sandra] 前歯を後退させると、トルクが失われます。

83
00:08:10,540 --> 00:08:14,540
[Sandra] 患者さんが上下顎前突なら好都合です。

84
00:08:14,540 --> 00:08:21,540
[Sandra] でもトルクが失われると歯冠が傾斜し、オーバーバイトは深くなります。

85
00:08:21,540 --> 00:08:27,540
[Sandra] 前歯を大きく動かすほど、前歯のトルクロスも大きくなります。

86
00:08:27,540 --> 00:08:36,630
[Sandra] そのためこの論文では2つの症例を載せました。1つは、ほとんど叢生がない重度の前突症例です。

87
00:08:36,630 --> 00:08:43,630
[Sandra] この症例では、抜歯スペースを閉じる際に前歯を大きく後退させる必要があります。

88
00:08:43,630 --> 00:08:46,920
[Sandra] もう一例は、叢生がきつい症例です。

89
00:08:46,920 --> 00:08:53,920
[Sandra] そのため抜歯スペースのほとんどを叢生の改善に使い、前歯を大きく後退させる必要はありません。

90
00:08:53,920 --> 00:09:01,920
[Sandra] 前歯が大きく唇側傾斜している場合、トルクロスは望ましい副作用となります。

91
00:09:01,920 --> 00:09:07,920
[Sandra] 開咬や、治療開始時にオーバーバイトがほぼない場合もそうです。

92
00:09:07,920 --> 00:09:17,880
[Sandra] でも前歯の歯軸が正常な場合は、トルクロスが望ましくない副作用にもなり得ます。

93
00:09:17,880 --> 00:09:22,910
[Sandra] オーバーバイトが正常な場合や、抜歯前に過蓋咬合の場合も同様で、

94
00:09:22,910 --> 00:09:26,910
[Sandra] オーバーバイトのコントロールが非常に難しくなります。

95
00:09:26,910 --> 00:09:36,490
[Sandra] では、こうした科学的エビデンスは臨床医にとって何を意味するのでしょうか？

96
00:09:36,490 --> 00:09:42,490
[Sandra] 結局のところ、日々の臨床で遭遇する症例を

97
00:09:42,490 --> 00:09:45,490
[Sandra] エビデンスに基づいてどう治療するかに影響します。

98
00:09:45,490 --> 00:09:51,490
[Sandra] そこで、トルクを失うことを前提とした私のお勧めです。

99
00:09:51,490 --> 00:09:56,740
[Sandra] 1つ前のスライドに戻ると、ここを見て…あ、失礼しました。

100
00:09:56,740 --> 00:10:02,740
[Sandra] ここでのトルク発現率は30〜72%です。

101
00:10:02,740 --> 00:10:09,160
[Sandra] そのため、上下顎前歯のトルクをオーバーコレクションすることをお勧めします。

102
00:10:09,160 --> 00:10:15,290
[Sandra] 現在すべての研究が、5～7度のトルクロスを示しています。

103
00:10:15,290 --> 00:10:18,290
[Sandra] そしてトルク発現率が30～70%であることを考慮すると、

104
00:10:18,290 --> 00:10:25,860
[Sandra] 追加で10度のリンガルルートトルクを組み込むことをお勧めします。

105
00:10:25,860 --> 00:10:29,860
[Sandra] ただし、初診時の前歯の歯軸傾斜＋10度ではありません。

106
00:10:29,860 --> 00:10:32,860
[Sandra] 多くの臨床医がこの間違いを犯すのを見てきました。

107
00:10:32,860 --> 00:10:36,860
[Sandra] 理想的な前歯の歯軸傾斜に10度追加するのです。

108
00:10:36,860 --> 00:10:38,860
[Sandra] 例を挙げましょう。

109
00:10:38,860 --> 00:10:49,010
[Sandra] 初診時の上顎中切歯（U1-SN）が114度だとします。正常値は103度です。

110
00:10:49,010 --> 00:10:57,010
[Sandra] このような抜歯症例では、少なくとも11度はトルクを減らしたいわけです。

111
00:10:57,010 --> 00:11:01,420
[Sandra] 正常値が103度なら、そこから10度オーバーコレクションしたいので、

112
00:11:01,420 --> 00:11:10,420
[Sandra] 初心時の114度を維持したまま前歯を後退させ、スペースを閉鎖します。

113
00:11:10,420 --> 00:11:12,420
[Sandra] お分かりいただけますか？

114
00:11:12,420 --> 00:11:13,490
[南舘] はい。

115
00:11:13,490 --> 00:11:15,000
[岡野] はい。

116
00:11:15,000 --> 00:11:16,000
[Sandra] 分かりますよね。

117
00:11:16,000 --> 00:11:27,860
[Sandra] しかし初診時の歯軸傾斜が120度なら、トルクを17度改善する必要があります。

118
00:11:27,860 --> 00:11:31,860
[Sandra] その場合、前歯を多少舌側傾斜させざるを得ません。

119
00:11:31,860 --> 00:11:41,020
[Sandra] 最終咬合での前歯を113度または110度に設定することになるでしょう。

120
00:11:41,020 --> 00:11:58,060
[Sandra] デジタル治療計画なら、歯牙移動表で前歯の後退量とトルクの喪失量がわかるので、どれだけトルクを失わせてよいか正確に把握できます。

121
00:11:58,060 --> 00:12:08,340
[Sandra] これは論文で取り上げた2症例の前後の重ね合わせです。

122
00:12:08,340 --> 00:12:13,340
[Sandra] 上は前歯前突と軽度の叢生を伴う症例です。

123
00:12:13,340 --> 00:12:22,340
[Sandra] 前歯の後退量が大きいほど―この症例では上下顎前歯を大きく後退させていますが―

124
00:12:22,340 --> 00:12:27,340
[Sandra] より大きなトルクの喪失が予想されます。

125
00:12:27,340 --> 00:12:31,340
[Sandra] 下は重度の叢生がある症例です。

126
00:12:31,340 --> 00:12:35,340
[Sandra] そのため、抜歯スペースの多くが歯の配列に使われます。

127
00:12:35,340 --> 00:12:42,340
[Sandra] 重ね合わせを見ると、下顎では前歯がほとんど後退していません。

128
00:12:42,340 --> 00:12:56,340
[Sandra] 切歯のトルクマネージメントという点では、初診時は難しく見えても重度の叢生症例のほうが容易です。

129
00:12:56,340 --> 00:13:00,430
[Sandra] 岡野先生、これについてコメントはありますか？

130
00:13:00,430 --> 00:13:04,540
[南舘] 岡野先生どうですか。

131
00:13:04,540 --> 00:13:06,540
[南舘] では、私から。

132
00:13:06,540 --> 00:13:14,540
[南舘] 日本の矯正歯科医はこの点をよく理解しています。

133
00:13:14,540 --> 00:13:26,250
[南舘] つまり、叢生がキツくない小臼歯抜歯症例は非常に難しく、重度の叢生症例は容易ということを。

134
00:13:26,250 --> 00:13:40,250
[南舘] ただ、欧米の矯正歯科医も、症例選択において、このような認識を持っているのでしょうか？

135
00:13:40,250 --> 00:13:48,250
[Sandra] いいえ、認識していないと思います。重度の叢生症例は、大変そうに見えますから。

136
00:13:48,250 --> 00:13:49,250
[Sandra] とても難しそうに見えますから、

137
00:13:49,250 --> 00:13:53,250
[Sandra] そのような理解はないと思います。

138
00:13:53,250 --> 00:14:04,250
[Sandra] だからこそ論文では、自分のクリニックから両極端な2つの抜歯症例を選びました。

139
00:14:04,250 --> 00:14:09,250
[Sandra] 一例は叢生なし、もう一例は重度叢生で、両者の違いを示したかったのです。

140
00:14:09,250 --> 00:14:10,250
[岡野] なるほど。

141
00:14:10,250 --> 00:14:11,250
[南舘] なるほど、そうなんですね。

142
00:14:11,250 --> 00:14:19,250
[南舘] Align Technologyのグローバル・ギャラリーをご存じですか？

143
00:14:19,250 --> 00:14:20,250
[Sandra] はい。

144
00:14:20,250 --> 00:14:22,250
[南舘] Align Technologyが運営しているものです。

145
00:14:22,250 --> 00:14:38,430
[南舘] そこに多くの症例を投稿しますが、軽度叢生の症例はあまり関心を持たれません。

146
00:14:39,430 --> 00:14:40,430
[Sandra] ええ。

147
00:14:40,430 --> 00:14:42,430
[Sandra] 閲覧数を見れば、どれだけの人が見たか分かりますよね。

148
00:14:42,430 --> 00:14:51,430
[南舘] 重度叢生の症例を投稿すると、私にとっては容易な症例でも、大きな関心を集めます。

149
00:14:51,430 --> 00:15:04,500
[南舘] ですから、世界中の矯正歯科医がこのトピックにどう取り組んでいるのか疑問でした。

150
00:15:04,500 --> 00:15:08,690
[南舘] ということです。

151
00:15:08,690 --> 00:15:15,690
[Sandra] 確かに、重度の叢生症例は一見、非常に複雑でドラマチックに見えます。

152
00:15:15,690 --> 00:15:22,690
[Sandra] だから多くの人がそういう症例を見たがり、難症例だと思い込むのです。

153
00:15:22,690 --> 00:15:25,690
[Sandra] でも、先ほど歯の移動を見た通り、

154
00:15:25,690 --> 00:15:29,690
[Sandra] 歯体移動、傾斜移動、トルク、圧下です。

155
00:15:29,690 --> 00:15:32,690
[Sandra] 重度の叢生症例では、これらはむしろ容易です。

156
00:15:32,690 --> 00:15:36,690
[Sandra] 歯の移動距離がそれほど大きくないからです。

157
00:15:36,690 --> 00:15:44,690
[南舘] ですから、ヨーロッパで講演するなら、重度の叢生症例を選ぶべきかもしれません。

158
00:15:44,690 --> 00:15:45,690
[Sandra] 確かに

159
00:15:45,690 --> 00:15:46,690
[Sandra] そうですね。

160
00:15:46,690 --> 00:15:48,690
[Sandra] 聴衆に毎回強い印象を与えられます。

161
00:15:48,690 --> 00:15:49,690
[岡野] そうですね。

162
00:15:49,690 --> 00:15:54,690
[Sandra] では、臨床的な話をしたいのですが、

163
00:15:54,690 --> 00:16:04,690
[Sandra] エビデンスがあり、何が起こるかは分かっています。前歯のトルクマネージメントでどの症例が難しいかも議論してきました。

164
00:16:04,690 --> 00:16:12,690
[Sandra] ここで皆さんに、前歯のトルクをどう是正し、オーバーコレクションをどう組み込むかをお見せします。

165
00:16:12,690 --> 00:16:15,690
[Sandra] では、前歯のトルクが失われるとどうなるでしょうか？

166
00:16:15,690 --> 00:16:16,690
[Sandra] この症例をご覧ください。

167
00:16:16,690 --> 00:16:22,140
[Sandra] これは小臼歯抜歯症例の、追加アライナー時のスキャンです。

168
00:16:22,140 --> 00:16:27,140
[Sandra] 前歯のトルクが失われると、前歯部に早期接触が生じます。

169
00:16:27,140 --> 00:16:30,140
[Sandra] ご覧のように、オーバーバイトがかなり深くなります。

170
00:16:30,140 --> 00:16:32,140
[Sandra] 上下顎前歯がかなり直立しています。

171
00:16:32,140 --> 00:16:34,140
[Sandra] 傾斜移動も少しあります。

172
00:16:34,140 --> 00:16:39,140
[Sandra] 前歯が先に接触するため、臼歯部開咬が生じます。

173
00:16:39,140 --> 00:16:50,140
[Sandra] スペースを閉鎖する際に前歯の舌側傾斜を許すと、Spee彎曲を完全にレベリングできなくなります。

174
00:16:50,140 --> 00:16:56,140
[Sandra] また過蓋咬合の症例では、抜歯すると大事な小臼歯を失うことになります。

175
00:16:56,140 --> 00:17:00,140
[Sandra] 結果として、追加アライナーの段階でこうなってしまいます。

176
00:17:00,140 --> 00:17:06,140
[Sandra] これらの問題を解決するために再度デジタル治療計画を作成する必要が出てきます。

177
00:17:06,140 --> 00:17:17,930
[Sandra] 画面左側が、患者として最終的に目指したい前歯の歯軸傾斜です。

178
00:17:17,930 --> 00:17:25,930
[Sandra] しかしデジタル治療計画上では、特に私の多くのセットアップでは、前歯をこのように設定することはできません。

179
00:17:25,930 --> 00:17:33,930
[Sandra] 下顎前歯が舌側傾斜し、トルクが不十分となります。

180
00:17:33,930 --> 00:17:39,930
[Sandra] 10度オーバーコレクションすれば、右側のようになります。

181
00:17:39,930 --> 00:17:47,930
[Sandra] ご覧のように、オーバーコレクションし、ソフトウェアがリンガルルートトルクのパワーリッジを付与しています。

182
00:17:47,930 --> 00:18:01,930
[Sandra] 前歯のトルクロスを防ぐには、デジタルセットアップの最終ステージは画面右側のようになるべきです。

183
00:18:01,930 --> 00:18:09,450
[Sandra] では、次のトピックはオーバーバイトです。

184
00:18:09,450 --> 00:18:14,450
[Sandra] オーバーバイトに移る前に、前歯のトルクについて何かコメントはありますか？

185
00:18:14,450 --> 00:18:16,450
[Sandra] 何かディスカッションしたい点はありますか？

186
00:18:16,450 --> 00:18:31,280
[南舘] そうですね、2〜3年前、岡野先生と私は抜歯症例のオーバーコレクションについて考えていました。

187
00:18:31,280 --> 00:18:41,310
[南舘] 3年ほど前は、前歯の歯軸傾斜のオーバーコレクションを行っていませんでした。

188
00:18:41,310 --> 00:18:48,310
[南舘] 理想的なゴールを設定し、その通りに進めていたのです。

189
00:18:48,310 --> 00:18:56,380
[南舘] そして現在は、オーバーコレクションを付与することについて議論しています。

190
00:18:56,380 --> 00:19:06,020
[南舘] 具体的には、初診時の歯軸傾斜を維持するように設定しています。

191
00:19:06,020 --> 00:19:07,020
[Sandra] はい。

192
00:19:07,020 --> 00:19:18,400
[岡野] 通常、上下顎前突症例では、前歯が唇側傾斜しています。

193
00:19:18,400 --> 00:19:23,530
[南舘] そのため、前歯のトルクを維持するだけでよいかもしれません。

194
00:19:23,530 --> 00:19:40,620
[南舘] さらに、最も重要なのは犬歯のアンギュレーションで、これが崩れると前歯がすべて後方に倒れてしまいます。

195
00:19:40,620 --> 00:19:41,620
[Sandra] その通りです。

196
00:19:41,620 --> 00:19:51,620
[南舘] つまり、小臼歯抜歯症例では犬歯のアンギュレーションが最も重要なのです。

197
00:19:51,620 --> 00:20:00,620
[南舘] そのため、ゴール設定では犬歯のアンギュレーションを維持するようにしています。

198
00:20:00,620 --> 00:20:06,620
[南舘] ゴール設定では、CBCT統合ClinCheckで歯根を確認できるようになりました。

199
00:20:06,620 --> 00:20:15,620
[南舘] そのため、犬歯と第二小臼歯の根尖が接触しそうに見える症例もあります。

200
00:20:15,620 --> 00:20:23,620
[南舘] いずれにせよ、前歯を後退させる際に、トルクやアンギュレーションが失われていきます。

201
00:20:23,620 --> 00:20:27,620
[南舘] ですから、歯根同士が接触することはありません。

202
00:20:27,620 --> 00:20:32,620
[南舘] ですが、目標設定はそのように行うべきです。

203
00:20:32,620 --> 00:20:33,620
[南舘] つまり、オーバーコレクションのことです。

204
00:20:34,620 --> 00:20:35,620
[岡野] はい。

205
00:20:35,620 --> 00:20:36,620
[Sandra] 私も同感です。

206
00:20:36,620 --> 00:20:44,620
[Sandra] 多くの場合、ClinCheckでの私の指示は「後退時に上下顎前歯の歯軸傾斜を維持せよ」です。

207
00:20:44,620 --> 00:20:45,620
[南舘] はい。

208
00:20:45,620 --> 00:20:46,620
[岡野] そうですね。

209
00:20:46,620 --> 00:20:56,620
[Sandra] 私も全く同じプロトコルです。後退時に、初診時のわずかに前突した前歯の歯軸を維持するプロトコルです。

210
00:20:56,620 --> 00:20:57,620
[南舘] はい。

211
00:20:57,620 --> 00:21:01,310
[岡野] はい。

212
00:21:01,310 --> 00:21:02,310
[岡野] 私の理解で正しいか――すみません。

213
00:21:02,310 --> 00:21:13,310
[岡野] 初診時のトルクに関わらず、リンガルルートトルクを10度プラスすべきという理解で合っていますか？

214
00:21:13,310 --> 00:21:14,310
[岡野] それで合っていますか？

215
00:21:14,310 --> 00:21:15,310
[Sandra] いいえ、初診時のトルクではありません。

216
00:21:15,310 --> 00:21:16,310
[Sandra] ここが重要です。

217
00:21:17,310 --> 00:21:23,310
[Sandra] 初診時の値が120度なら、103度でフィニッシュしたいですよね？

218
00:21:23,310 --> 00:21:24,310
[岡野] ええ、そうです。

219
00:21:24,310 --> 00:21:25,310
[Sandra] トルクロスが必要です。

220
00:21:25,310 --> 00:21:26,310
[岡野] はい。

221
00:21:26,310 --> 00:21:32,310
[Sandra] 初診時の値が120度で、100度でフィニッシュしたいなら、約10度のトルクロスが許容されます。

222
00:21:32,310 --> 00:21:43,600
[Sandra] 初診時の値からオーバーコレクトすると、実際にあった問題ですが、抜歯空隙閉鎖終了時点で、前歯の唇側傾斜がかなり残ってしまいます。

223
00:21:43,600 --> 00:21:44,600
[Sandra] 強い唇側傾斜が。

224
00:21:44,600 --> 00:21:45,600
[岡野] なるほど。

225
00:21:45,600 --> 00:21:46,600
[Sandra] これは大きな問題です。

226
00:21:46,600 --> 00:21:47,600
[岡野] ええ。

227
00:21:47,600 --> 00:21:55,600
[Sandra] ClinCheckで初診時の値から10度オーバーコレクションしている先生を見てきましたが、それは誤りです。

228
00:21:55,600 --> 00:21:57,630
[Sandra] 理想値から10度です。

229
00:21:57,630 --> 00:21:58,630
[岡野] なるほど。

230
00:21:58,630 --> 00:21:59,630
[南舘] ええ。

231
00:21:59,630 --> 00:22:00,630
[Sandra] そうです。

232
00:22:00,630 --> 00:22:04,630
[Sandra] 前歯が著しく唇側傾斜している場合は、少しトルクをロスさせたいです。

233
00:22:04,630 --> 00:22:05,630
[南舘] はい。

234
00:22:05,630 --> 00:22:09,630
[Sandra] 適切な前歯の歯軸でフィニッシュしたいからです。

235
00:22:09,630 --> 00:22:11,500
[岡野] なるほど。

236
00:22:11,500 --> 00:22:15,500
[Sandra] 理想値から10度です。初診時の値からではありません。

237
00:22:15,500 --> 00:22:16,500
[岡野] はい。

238
00:22:16,500 --> 00:22:17,500
[岡野] はい。

239
00:22:17,500 --> 00:22:19,200
[岡野] わかりました。

240
00:22:19,200 --> 00:22:20,420
[Sandra] では、

241
00:22:20,420 --> 00:22:21,420
[Sandra] オーバーバイトについて話しましょう。

242
00:22:21,420 --> 00:22:29,710
[Sandra] 前歯の後退は歯冠の舌側傾斜と相対的挺出を招き、オーバーバイトを深くします。

243
00:22:29,710 --> 00:22:33,420
[Sandra] これは臨床医にとって何を意味するでしょうか？

244
00:22:33,420 --> 00:22:37,740
[Sandra] 前歯が後退するにつれて、オーバーバイトは深くなります。

245
00:22:37,740 --> 00:22:51,740
[Sandra] マルチブラケット治療でチェーンを使って抜歯スペースを閉じる際は、オーバーバイトが深くならないように、アーチワイヤーに逆Spee彎曲を付与します。

246
00:22:51,740 --> 00:22:52,740
[Sandra] そうですよね？

247
00:22:52,740 --> 00:22:53,740
[南舘] はい。

248
00:22:53,740 --> 00:22:57,740
[Sandra] しかしアライナーでは当然、曲げるワイヤーがありません。

249
00:22:57,740 --> 00:23:08,770
[Sandra] そのためオーバーバイトが深くなると、前歯の早期接触が生じ、Spee彎曲のレベリング不足で臼歯部開咬になる恐れがあります。

250
00:23:08,770 --> 00:23:09,770
[南舘] はい。

251
00:23:09,770 --> 00:23:17,770
[Sandra] 過蓋咬合を改善する場合、どの過蓋咬合症例でも4番、5番、6番にアタッチメントを付与します。

252
00:23:17,770 --> 00:23:23,770
[Sandra] しかし小臼歯抜歯症例では、4番か5番が欠損しています。

253
00:23:23,770 --> 00:23:27,770
[Sandra] そのため、Spee彎曲をレベリングするアンカレッジが不足しがちです。

254
00:23:27,770 --> 00:23:28,770
[南舘] はい。

255
00:23:28,770 --> 00:23:31,770
[Sandra] では、どうすればいいでしょうか？

256
00:23:31,770 --> 00:23:36,770
[Sandra] デジタル治療計画で、最終的なオーバーバイトを0mmに設定します。

257
00:23:36,770 --> 00:23:37,770
[南舘] はい。

258
00:23:37,770 --> 00:23:40,770
[Sandra] 私は10代の患者を多く治療しています。

259
00:23:40,770 --> 00:23:45,770
[Sandra] ですから最初のデジタル計画では、大きなオーバーコレクションは行いません。

260
00:23:45,770 --> 00:23:46,770
[南舘] はい。

261
00:23:46,770 --> 00:23:47,770
[岡野] ええ。

262
00:23:47,770 --> 00:23:48,770
[Sandra] 0mmに設定します。

263
00:23:48,770 --> 00:23:49,770
[Sandra] いいですか？

264
00:23:49,770 --> 00:23:50,770
[南舘] はい。

265
00:23:50,770 --> 00:23:59,770
[Sandra] そして追加アライナーの段階で咬合状態を確認してから、さらにオーバーバイトのオーバートリートメントを組み込むか判断します。

266
00:23:59,770 --> 00:24:00,900
[岡野] はい。

267
00:24:00,900 --> 00:24:01,900
[南舘] なるほど。

268
00:24:01,900 --> 00:24:05,900
[Sandra] また、下顎のSpee彎曲を完全にレベリングする必要があります。

269
00:24:05,900 --> 00:24:11,900
[Sandra] そこで多くの場合、下顎の犬歯から犬歯を選択し、少しオーバーに圧下させます。

270
00:24:11,900 --> 00:24:12,900
[南舘] はい。

271
00:24:12,900 --> 00:24:15,180
[南舘] なるほど。

272
00:24:15,180 --> 00:24:22,180
[南舘] オーバーバイトをマイナス3mmやマイナス5mmに設定するとどうなりますか？

273
00:24:22,180 --> 00:24:27,180
[南舘] オーバーにオーバーコレクションを設定すると、どうなるでしょうか？

274
00:24:27,180 --> 00:24:38,500
[Sandra] 問題は、アライナーの講演を色々聴いて、ある10代の患者を開咬に設定したことがあるんです。

275
00:24:39,500 --> 00:24:42,500
[Sandra] そして治療の終わりに、本当に開咬になってしまったのです。

276
00:24:42,500 --> 00:24:43,560
[南舘] そうなんですね。

277
00:24:43,560 --> 00:24:46,560
[Sandra] そのため、開咬を閉じる追加のアライナーを作る必要が生じました。

278
00:24:46,560 --> 00:24:47,560
[南舘] なるほど。

279
00:24:47,560 --> 00:24:58,750
[Sandra] それで早期に学んだのは、歯を動かす前は、患者の生体が歯牙移動にどう反応するか分からないということです。

280
00:24:58,750 --> 00:24:59,750
[南舘] そうですね。

281
00:24:59,750 --> 00:25:00,750
[Sandra] そこが難しいところですよね？

282
00:25:00,750 --> 00:25:01,750
[岡野] ええ。

283
00:25:01,750 --> 00:25:03,750
[Sandra] アライナーの素材の問題ではありません。

284
00:25:03,750 --> 00:25:06,750
[Sandra] デジタル治療計画の問題でもありません。

285
00:25:06,750 --> 00:25:13,750
[Sandra] ドクターのスキルの問題でもなく、患者ごとに生体反応が異なるのです。

286
00:25:13,750 --> 00:25:14,750
[岡野] ええ。

287
00:25:14,750 --> 00:25:21,780
[Sandra] 実際に歯を動かし始めるまで、その人の生体反応は分かりません。

288
00:25:21,780 --> 00:25:25,780
[Sandra] だから私は、最初のセットアップは通常、理想値にします。

289
00:25:25,780 --> 00:25:26,980
[南舘] なるほど。

290
00:25:26,980 --> 00:25:33,980
[Sandra] しかし追加アライナーの段階に達する頃には、この患者が歯牙移動にどう反応したか分かります。

291
00:25:33,980 --> 00:25:41,980
[Sandra] 反応があまり良くなければ、追加アライナーの計画時にオーバートリートメントやオーバーコレクションを組み込みます。

292
00:25:41,980 --> 00:25:44,490
[岡野] はい。

293
00:25:44,490 --> 00:25:49,490
[Sandra] 画面の左側をご覧ください。デジタルソフトウェアはこのように返ってきます。

294
00:25:49,490 --> 00:25:53,520
[Sandra] このように、前歯部に咬合接触を与えてきます。

295
00:25:53,520 --> 00:25:54,650
[南舘] はい。

296
00:25:54,650 --> 00:26:06,810
[Sandra] そこで私は下顎の犬歯から犬歯を選択し、上下顎前歯間にわずかな隙間ができるまで圧下させます。

297
00:26:06,810 --> 00:26:15,920
[Sandra] デジタル治療計画の最終ステージでは、前歯を接触させないようにします。

298
00:26:15,920 --> 00:26:22,920
[Sandra] これで、オーバーバイトの増加と切歯の早期接触を防げます。

299
00:26:22,920 --> 00:26:23,920
[岡野] なるほど。

300
00:26:23,920 --> 00:26:29,150
[南舘] よく分かります。

301
00:26:29,150 --> 00:26:41,150
[南舘] 私はオーバーバイトの目標値を0mmにすると言いましたが、

302
00:26:41,150 --> 00:26:45,150
[南舘] 岡野先生はそうではなく、

303
00:26:45,150 --> 00:26:53,310
[南舘] オーバーバイトの目標値を2mmほどに設定されていると思います。

304
00:26:53,310 --> 00:26:54,310
[岡野] ええ。

305
00:26:54,310 --> 00:26:56,310
[Sandra] 正常なオーバーバイトに設定するということですか？

306
00:26:56,310 --> 00:26:57,310
[岡野] はい そうです

307
00:26:57,310 --> 00:27:02,470
[南舘] 岡野先生はなぜそうされるのですか？

308
00:27:02,470 --> 00:27:07,860
[岡野] そうですね…

309
00:27:07,860 --> 00:27:08,920
[岡野] ええ

310
00:27:08,920 --> 00:27:11,920
[岡野] そうですね

311
00:27:11,920 --> 00:27:21,920
[岡野] 特に前歯部の垂直方向の オーバーコレクションが重要と考えています。

312
00:27:21,920 --> 00:27:28,620
[岡野] ただ、どちらがいいかは難しいですね

313
00:27:28,620 --> 00:27:37,300
[南舘] もしオーバーバイトの目標を2mmに設定した場合

314
00:27:37,300 --> 00:27:47,390
[南舘] 上下顎前歯を後退させる過程で、

315
00:27:47,390 --> 00:27:50,390
[南舘] 後退の途中で、前歯同士が接触することになります。

316
00:27:50,390 --> 00:28:00,390
[南舘] 接触することで互いの過度な挺出を防げる、と言う先生もいます。

317
00:28:01,390 --> 00:28:02,390
[南舘] 接触していればですが。

318
00:28:02,390 --> 00:28:15,490
[南舘] しかし、 マイナス2〜3mmのオーバーコレクションにすると 前歯後退時も接触しません。

319
00:28:15,490 --> 00:28:19,490
[南舘] すると 良くないことが起こる可能性があります。

320
00:28:19,490 --> 00:28:28,490
[南舘] 私は0mmと言いましたが岡野先生は2mmの設定でもうまく治療できています。

321
00:28:29,490 --> 00:28:33,490
[南舘] 私は0mmに設定しますが、その考え方は理解できます

322
00:28:33,490 --> 00:28:44,490
[Sandra] 前歯にオクルーザルストップを作れば、前歯の舌側傾斜やオーバーバイトの増加を防げます。

323
00:28:44,490 --> 00:28:45,490
[南舘] そうですね。

324
00:28:45,490 --> 00:28:46,490
[岡野] はい。

325
00:28:46,490 --> 00:29:02,100
[Sandra] 最終的な前歯のトルク（歯軸傾斜）を少しオーバーコレクションにして、接触させながら後退させれば 良好にコントロールできます

326
00:29:02,100 --> 00:29:05,100
[Sandra] これが矯正治療の素晴らしいところですよね。

327
00:29:05,100 --> 00:29:16,100
[Sandra] それぞれに工夫やコツがあって、やり方が多少違っても、皆が素晴らしい結果を出せるのです。

328
00:29:16,100 --> 00:29:17,100
[南舘] そうですね。

329
00:29:17,100 --> 00:29:18,100
[岡野] はい。

330
00:29:18,100 --> 00:29:19,100
[南舘] その通りです

331
00:29:19,100 --> 00:29:20,100
[岡野] そうですね。

332
00:29:20,100 --> 00:29:37,100
[南舘] 今回お話ししたいのは、アプローチは違っても、難症例を成功に導くのに極めて重要な共通項があるはずだという点です。

333
00:29:37,100 --> 00:29:44,100
[南舘] ですから こうした議論を共有できるのは本当に素晴らしいことです。

334
00:29:44,100 --> 00:29:45,100
[Sandra] そうですね。

335
00:29:45,100 --> 00:29:46,100
[Sandra] では、

336
00:29:46,100 --> 00:29:48,100
[Sandra] 歯根の近遠心的な傾斜についてお話ししましょう。

337
00:29:48,100 --> 00:29:54,100
[Sandra] 固定式装置では歯が抜歯スペースへ傾斜しやすいことはよく知られています。

338
00:29:54,100 --> 00:29:56,100
[Sandra] だから、ラウンドワイヤーによるスペース閉鎖は行いません。

339
00:29:56,100 --> 00:30:05,100
[Sandra] レクタンギュラーワイヤーまで待ってから閉鎖します。アライナーも同様に、歯は抜歯スペースへ傾斜しがちです。

340
00:30:05,100 --> 00:30:08,350
[Sandra] 臨床医にとってこれが何を意味するのでしょうか？

341
00:30:08,350 --> 00:30:20,860
[Sandra] 傾斜せずに歯体移動させるにはルートコントロールアタッチメントが必要ですが、ソフトウェアが必ず付与してくれるとは限りません。

342
00:30:20,860 --> 00:30:26,860
[Sandra] 抜歯症例のデジタルプランにディープバイトアタッチメントが入っていることもあります。

343
00:30:26,860 --> 00:30:27,860
[Sandra] それ、違います！

344
00:30:27,860 --> 00:30:29,860
[Sandra] ディープバイトアタッチメントは要りませんよ。

345
00:30:29,860 --> 00:30:32,860
[Sandra] 必要なのはルートコントロールアタッチメントです。

346
00:30:32,860 --> 00:30:45,860
[Sandra] その場合はディープバイトやローテーションアタッチメントを、歯体移動に必要なルートコントロールアタッチメントに変更しなければなりません。

347
00:30:45,860 --> 00:30:56,980
[Sandra] 歯根の近遠心的傾斜をコントロールするもう一つの方法は、先ほど話に出たスペース閉鎖時の犬歯のアンギュレーションコントロールです

348
00:30:56,980 --> 00:31:06,980
[Sandra] 抜歯スペース閉鎖時に、犬歯歯冠の近心傾斜を維持できるようにスペース閉鎖のステージングを行います。

349
00:31:06,980 --> 00:31:15,980
[Sandra] そして最終咬合で抜歯部位に15度のバーチャル・ゲーブルベンドを組み込みます。

350
00:31:15,980 --> 00:31:19,620
[Sandra] その臨床的な意義は？

351
00:31:19,620 --> 00:31:28,620
[Sandra] オンラインでご視聴の、アライナーでの抜歯治療に不安がある先生は、ハイブリッド治療を検討してもよいでしょう。

352
00:31:28,620 --> 00:31:31,620
[Sandra] ハイブリッド治療はこれからの治療法だと思います。

353
00:31:31,620 --> 00:31:34,620
[Sandra] まず抜歯スペースを閉鎖します。

354
00:31:34,620 --> 00:31:49,360
[Sandra] もし歯根が傾斜していたら、ブラケットやルートヘルパーを2〜3個追加して歯根を整直・平行化してから 追加アライナー用にスキャンします。

355
00:31:49,360 --> 00:31:59,360
[Sandra] 幸い、G6のおかげで 近年はハイブリッド治療がほとんど必要なくなりました。

356
00:31:59,360 --> 00:32:06,360
[Sandra] 初診時と終了時の不正咬合のセットアップについてお話ししたので、次は歯牙移動のステージングについて話しましょう。

357
00:32:06,360 --> 00:32:10,360
[Sandra] その間の、歯が動いている期間はどうすればいいでしょう。

358
00:32:10,360 --> 00:32:15,360
[Sandra] 抜歯部位への歯の傾斜を防ぎたいですよね。

359
00:32:15,360 --> 00:32:20,360
[Sandra] スペース閉鎖時に歯冠の近心傾斜を維持したということです。

360
00:32:20,360 --> 00:32:31,870
[Sandra] この症例の犬歯の近遠心的傾斜を見ると 上顎犬歯の歯根はおそらくこの辺りにあります

361
00:32:31,870 --> 00:32:34,870
[Sandra] 歯根は遠心、歯冠は近心にあります

362
00:32:34,870 --> 00:32:43,870
[Sandra] 歯根が最終位置に非常に近いので抜歯症例として非常に有利です。

363
00:32:43,870 --> 00:32:46,870
[Sandra] しかし同時に歯冠をこっちへ傾斜させたくはありません

364
00:32:46,870 --> 00:32:51,870
[Sandra] スペース閉鎖において、この近心傾斜を維持したいのです。

365
00:32:51,870 --> 00:32:55,940
[Sandra] 下顎も同様に 歯冠が近心に傾斜しています。

366
00:32:55,940 --> 00:32:56,940
[Sandra] 歯根はこちらにありますから、

367
00:32:56,940 --> 00:32:59,940
[Sandra] フィニッシュに有利な位置です。

368
00:32:59,940 --> 00:33:01,940
[Sandra] 歯冠は遠心傾斜させたくない、

369
00:33:01,940 --> 00:33:05,940
[Sandra] スペース閉鎖では近心傾斜を維持したいわけです。

370
00:33:05,940 --> 00:33:09,130
[Sandra] 届いたデジタルプランを見てください。

371
00:33:09,130 --> 00:33:11,220
[Sandra] 上顎犬歯を見ると、

372
00:33:11,220 --> 00:33:13,220
[Sandra] 歯冠の近心傾斜が維持され、

373
00:33:13,220 --> 00:33:14,220
[Sandra] 非常に良い状態です。

374
00:33:14,220 --> 00:33:17,220
[Sandra] フィニッシュ時も 歯根は歯冠より遠心にあります。

375
00:33:17,220 --> 00:33:23,220
[Sandra] もう一度再生します。今度は下顎犬歯を見ていてください。

376
00:33:23,220 --> 00:33:24,220
[Sandra] ここは良い、

377
00:33:24,220 --> 00:33:25,220
[Sandra] ここも良い、

378
00:33:25,220 --> 00:33:26,220
[Sandra] 少し整直。

379
00:33:26,220 --> 00:33:30,220
[Sandra] ここから歯根が遠心傾斜してしまいました。

380
00:33:30,220 --> 00:33:31,220
[Sandra] 見えましたか？

381
00:33:31,220 --> 00:33:32,220
[岡野] はい。

382
00:33:32,220 --> 00:33:34,220
[Sandra] これでは良くありません。

383
00:33:34,220 --> 00:33:37,220
[Sandra] コントロールが... もう一度下顎犬歯を見てください。

384
00:33:37,220 --> 00:33:48,220
[Sandra] 下顎の歯冠が遠心傾斜し、コントロールが失われた状態で下顎犬歯が動いています。

385
00:33:48,220 --> 00:33:54,220
[Sandra] 初診時の犬歯の位置は 抜歯症例として非常に有利でした。

386
00:33:54,220 --> 00:33:58,220
[Sandra] しかし治療後の位置は 上顎犬歯は良くても、

387
00:33:58,220 --> 00:34:00,220
[Sandra] 下顎犬歯は良くありません。

388
00:34:00,220 --> 00:34:01,220
[岡野] そうですね。

389
00:34:01,220 --> 00:34:07,220
[Sandra] ここで下顎犬歯がこのように傾斜していると、当然口腔内でも傾斜します。

390
00:34:07,220 --> 00:34:16,220
[Sandra] おっしゃる通り 犬歯のコントロールを失うと 前歯がすべて舌側傾斜しすぎて オーバーバイトが深くなります。

391
00:34:16,220 --> 00:34:18,220
[南舘] はい。

392
00:34:18,220 --> 00:34:26,220
[Sandra] そこでデザインし直して、スペース閉鎖に伴い下顎犬歯歯冠の近心傾斜を維持するよう指示しました。

393
00:34:26,220 --> 00:34:27,220
[岡野] なるほど。

394
00:34:27,220 --> 00:34:31,220
[Sandra] これで下顎犬歯の違いが分かりますよね？

395
00:34:31,220 --> 00:34:37,220
[Sandra] 歯冠を歯根より近心に保ったまま最後までスペースを閉鎖します。

396
00:34:37,220 --> 00:34:43,220
[Sandra] 終了時も歯冠はまだ根尖より近心に位置しています

397
00:34:43,220 --> 00:34:44,220
[南舘] なるほど。

398
00:34:44,220 --> 00:34:48,290
[Sandra] 治療前とデジタルプラン１は良くありません。

399
00:34:48,290 --> 00:34:56,290
[Sandra] デジタルプラン２が、犬歯の最終位置として選択すべきプランです。

400
00:34:56,290 --> 00:34:57,290
[岡野] はい。

401
00:34:57,290 --> 00:35:02,580
[南舘] はい。

402
00:35:02,580 --> 00:35:04,580
[南舘] これはG6ですね。

403
00:35:05,580 --> 00:35:06,580
[Sandra] そうです。

404
00:35:06,580 --> 00:35:07,580
[Sandra] すべてG6です。

405
00:35:07,580 --> 00:35:14,580
[Sandra] 純粋なG6のアタッチメントデザインと、G6のステージングです。

406
00:35:14,580 --> 00:35:17,580
[Sandra] ただ、G6のステージングでも歯が傾斜しないわけではありません。

407
00:35:18,580 --> 00:35:24,580
[Sandra] ソフトウェアがうまく機能せず、傾斜移動してしまうこともあります。

408
00:35:24,580 --> 00:35:25,580
[南舘] なるほど。

409
00:35:25,580 --> 00:35:29,700
[Sandra] 次に、最終位置の設定についてです。

410
00:35:29,700 --> 00:35:42,280
[Sandra] 最終位置では、3Dコントロールを使ってオーバートリートし、歯根を抜歯スペースへ傾斜させてバーチャルゲーブルベンドを作ります。

411
00:35:42,280 --> 00:35:53,280
[Sandra] 先ほど、CBCT統合により小臼歯と犬歯の間に赤い部分が出るまで傾斜させることもあるとおっしゃいましたね。

412
00:35:53,280 --> 00:35:54,280
[南舘] はい。

413
00:35:54,280 --> 00:36:01,570
[Sandra] 私も試しましたが、アライナーの歯根コントロールは実際とても優れているんです。

414
00:36:01,570 --> 00:36:02,570
[南舘] なるほど。

415
00:36:02,570 --> 00:36:14,890
[Sandra] オーバーコレクションしすぎると、経過のパノラマで犬歯の歯根が遠心に行きすぎて、追加アライナーでまた整直し直す羽目になります。

416
00:36:14,890 --> 00:36:15,890
[南舘] はい。

417
00:36:15,890 --> 00:36:17,890
[Sandra] ですから、過度なオーバーコレクションは避けます。

418
00:36:17,890 --> 00:36:18,890
[南舘] はい。

419
00:36:18,890 --> 00:36:23,890
[Sandra] しかし長年、「なぜ15度のゲーブルベンドなのか」と不思議でした。

420
00:36:23,890 --> 00:36:29,749
[Sandra] そして3年前、ヨーロッパ・アライナー学会で、

421
00:36:29,749 --> 00:36:38,890
[Sandra] 長崎の村上先生が有限要素解析を行い、ヨーロッパアライナー学会でポスター発表されました。

422
00:36:38,890 --> 00:36:39,950
[南舘] はい。

423
00:36:39,950 --> 00:36:52,670
[Sandra] ゲーブルベンドを7度、10度、15度、20度で検証しました。理想的な角度は何度だと思いますか？

424
00:36:53,750 --> 00:36:55,750
[Sandra] そう、15度です。

425
00:36:55,750 --> 00:37:03,750
[Sandra] これで、15度が正しい数値だというエビデンスが得られました。

426
00:37:03,750 --> 00:37:08,750
[Sandra] 各歯に7.5度ずつ、合わせて15度です。

427
00:37:08,750 --> 00:37:10,910
[岡野] なるほど。

428
00:37:10,910 --> 00:37:12,550
[岡野] すみません、

429
00:37:12,550 --> 00:37:26,290
[岡野] 犬歯は、初診時のアンギュレーションに関わらず、全症例で同じ犬歯のセットアップを行うということですか？

430
00:37:26,290 --> 00:37:29,290
[Sandra] ええ、そう言えると思います。

431
00:37:29,290 --> 00:37:30,290
[Sandra] そうです。

432
00:37:30,290 --> 00:37:31,290
[岡野] なるほど。

433
00:37:31,290 --> 00:37:47,290
[Sandra] 最終位置で歯冠を歯根より少し近心に設定しておけば、初診時に犬歯が立っていても、叢生で歯根が歯冠より近心にあっても、対応できます。

434
00:37:47,290 --> 00:37:55,290
[Sandra] 最終位置で歯冠を歯根より近心に設定すれば、アライナーの全ステージで歯根が修正されていきます。

435
00:37:55,290 --> 00:37:56,290
[岡野] はい。

436
00:37:56,290 --> 00:38:04,790
[Sandra] つまり、最後にオーバーコレクション用のアライナーを3枚追加するだけでは不十分です。

437
00:38:04,790 --> 00:38:12,790
[Sandra] しかし、このように最終位置を設定すれば、患者が装着する全アライナーに歯根の近遠心的傾斜が組み込まれます。

438
00:38:12,790 --> 00:38:15,780
[岡野] なるほど。

439
00:38:15,780 --> 00:38:23,780
[Sandra] では、ClinCheckでどのように歯根の近遠心的傾斜を調整するか、動画でお見せしますね。

440
00:38:23,780 --> 00:38:30,780
[Sandra] この症例は、叢生と下顎歯列の非対称を伴う、I級の上下顎前突です。

441
00:38:30,780 --> 00:38:34,780
[Sandra] 治療計画は、上下顎４｜４抜歯です。

442
00:38:34,780 --> 00:38:39,780
[Sandra] 左下は、おなじみのG6アタッチメントが確認できます。

443
00:38:39,780 --> 00:38:49,780
[Sandra] アタッチメントにカーソルを合わせると、「４番用のマキシマムアンカレッジ最適アタッチメント」と表示されます。

444
00:38:49,780 --> 00:38:53,940
[Sandra] 右下も同様に確認できます。

445
00:38:53,940 --> 00:39:01,940
[Sandra] スペースを閉じていくと、右下犬歯の歯冠の近心傾斜が維持されているのが分かります。

446
00:39:01,940 --> 00:39:06,030
[Sandra] 右上では、挺出と遠心移動が見られます。

447
00:39:06,030 --> 00:39:13,030
[Sandra] 左側もスペース閉鎖に伴い、犬歯歯冠の近心傾斜が維持されています。

448
00:39:13,030 --> 00:39:23,030
[Sandra] ここで、抜歯スペースに隣接する歯根の近遠心的傾斜をオーバーコレクトするために修正を加えます。

449
00:39:23,030 --> 00:39:29,030
[Sandra] 3Dコントロールを立ち上げ、quadrant (1/4顎）ごとに確認していきます。

450
00:39:29,030 --> 00:39:34,030
[Sandra] 左上は、犬歯の歯根が十分に遠心傾斜しています。

451
00:39:34,030 --> 00:39:40,030
[Sandra] ここで５番を選択し、抜歯スペースに向けて歯根に近心傾斜を加えます。

452
00:39:40,030 --> 00:39:47,030
[Sandra] 歯根に近心傾斜を加えると、抜歯スペースにIPRが現れたのが分かりますね。

453
00:39:47,030 --> 00:39:50,030
[Sandra] これが「バーチャルIPR」です。

454
00:39:50,030 --> 00:39:56,030
[Sandra] 抜歯スペースに隣接する歯根の近遠心的傾斜をオーバーコレクションした結果です。

455
00:39:56,030 --> 00:40:04,030
[Sandra] このIPRは実際には行いませんが、アライナーが抜歯スペースをしっかり閉じるのに役立ちます。

456
00:40:04,030 --> 00:40:08,030
[Sandra] 治療の最後にスペースが残ってしまった場合のためです。

457
00:40:08,030 --> 00:40:12,030
[Sandra] ここでは５番と６番の歯根を傾斜させます。

458
00:40:12,030 --> 00:40:15,480
[Sandra] 近心傾斜を少し加えます。

459
00:40:15,480 --> 00:40:20,090
[Sandra] 左下犬歯はかなり適切なようです。

460
00:40:20,090 --> 00:40:21,090
[Sandra] では、

461
00:40:21,090 --> 00:40:33,570
[Sandra] 少し戻って、開始時の数値を見てみましょう。7.2度遠心です。

462
00:40:33,570 --> 00:40:35,700
[Sandra] いいですか。

463
00:40:35,700 --> 00:40:41,760
[Sandra] 調整後は13.5度です。

464
00:40:41,760 --> 00:40:48,760
[Sandra] つまり、約6.5度〜7.5度のバーチャルゲーブルベンドですね。

465
00:40:48,760 --> 00:40:58,760
[Sandra] 正確な角度を測っているわけではなく、肉眼で調整しましたが、

466
00:40:58,760 --> 00:41:06,760
[Sandra] 結果的に、約6〜7度のオーバーコレクション・ゲーブルベンドになりました。

467
00:41:06,760 --> 00:41:10,350
[南舘] いいですね。

468
00:41:10,350 --> 00:41:14,350
[Sandra] 先生もご自身のデジタルセットアップでこのようにされていますか？

469
00:41:14,350 --> 00:41:22,580
[南舘] そうですね、そこが私たちのと大きな違いかもしれません。私たちは前歯部、

470
00:41:22,580 --> 00:41:38,540
[南舘] 前歯6歯はオーバーコレクトしますが、臼歯部にはこのようなオーバーコレクションは行いません。

471
00:41:38,540 --> 00:41:42,570
[南舘] そこで質問があります。

472
00:41:42,570 --> 00:41:44,570
[南舘] 7番はどうですか？

473
00:41:44,570 --> 00:41:49,570
[南舘] ７番にもオーバーコレクションを行いますか？

474
00:41:49,570 --> 00:41:51,730
[南舘] 非常に良い質問ですね。

475
00:41:51,730 --> 00:41:53,730
[Sandra] いいえ。通常、オーバーコレクションは――

476
00:41:53,730 --> 00:42:04,340
[Sandra] 以前は抜歯パターンに応じて、３番と４番または５番をオーバーコレクトしていました。

477
00:42:04,340 --> 00:42:09,650
[Sandra] 下顎６番もしていました。

478
00:42:09,650 --> 00:42:18,810
[Sandra] 私の患者さんのデータで研究したところ、上顎６番が近心傾斜していることが分かったんです。

479
00:42:18,810 --> 00:42:21,810
[Sandra] 共同研究者は本当に賢くて、

480
00:42:21,810 --> 00:42:23,810
[Sandra] 「見抜かれた」と思いましたよ。

481
00:42:23,810 --> 00:42:26,810
[Sandra] 私は、上顎６番のオーバーコレクションをいつも忘れてしまうんです。

482
00:42:26,810 --> 00:42:32,000
[Sandra] 研究途中で、学生が研究結果を報告してくれた時に、

483
00:42:32,000 --> 00:42:37,000
[Sandra] ６番もオーバーコレクトし始めましたが、７番はしていません。

484
00:42:37,000 --> 00:42:40,000
[Sandra] 通常、７番をオーバーコレクトする必要はありません。

485
00:42:40,000 --> 00:42:41,000
[岡野] なるほど。

486
00:42:41,000 --> 00:42:42,000
[南舘] なるほど。

487
00:42:42,000 --> 00:42:47,000
[南舘] なぜ７番はオーバーコレクションが不要だと思われますか？

488
00:42:47,000 --> 00:42:49,960
[Sandra] 最も移動量が少ないからだと思います。

489
00:42:49,960 --> 00:42:54,960
[Sandra] 近心移動が最も少ないからです。特にマキシマム・アンカレッジで計画した場合は。

490
00:42:55,960 --> 00:42:56,960
[南舘] なるほど。

491
00:42:57,960 --> 00:43:00,120
[Sandra] 間違っているかもしれませんが。

492
00:43:00,120 --> 00:43:03,120
[Sandra] 先生は日常的に７番もオーバーコレクトしますか？

493
00:43:03,120 --> 00:43:04,950
[南舘] いいえ、しません。

494
00:43:04,950 --> 00:43:10,950
[南舘] ５番や６番でさえ行いません。

495
00:43:10,950 --> 00:43:28,140
[南舘] というのも、下顎6番近心から上顎犬歯へII級ゴムをかけることが多いからです。

496
00:43:28,140 --> 00:43:36,140
[南舘] そのII級ゴムには、何と言うか…

497
00:43:36,140 --> 00:43:46,000
[南舘] 下顎大臼歯の歯根に近心へのモーメントをかける作用が半分あります。

498
00:43:46,000 --> 00:43:47,000
[Sandra] なるほど。

499
00:43:47,000 --> 00:43:48,000
[Sandra] そこでお聞きしたいのですが。

500
00:43:48,000 --> 00:43:57,000
[Sandra] II級ゴムを使う際、ボタンカットアウトは下顎６番の近心と遠心のどちらにつけますか？

501
00:43:57,000 --> 00:43:58,000
[南舘] 近心です。

502
00:43:58,000 --> 00:43:59,000
[岡野] 近心です。

503
00:43:59,000 --> 00:44:00,000
[南舘] はい、近心です

504
00:44:00,000 --> 00:44:01,350
[岡野] はい。

505
00:44:01,350 --> 00:44:02,350
[Sandra] そうですね。

506
00:44:02,350 --> 00:44:03,350
[Sandra] 私も同じです。

507
00:44:03,350 --> 00:44:06,350
[Sandra] 近心に位置付け、 ルートコントロールアタッチメントを遠心に置きます。

508
00:44:06,350 --> 00:44:07,350
[岡野] はい。

509
00:44:07,350 --> 00:44:08,350
[南舘] そうです。

510
00:44:08,350 --> 00:44:09,350
[岡野] はい。

511
00:44:09,350 --> 00:44:11,060
[岡野] そうです。

512
00:44:11,060 --> 00:44:12,060
[岡野] はい。

513
00:44:12,060 --> 00:44:17,060
[Sandra] 岡野先生、私が５番と６番のオーバーコレクションの話をした時、頷いておられましたね。

514
00:44:17,060 --> 00:44:22,060
[Sandra] 先生は、この歯根の近遠心的傾斜のオーバーコレクションも行っていますか？

515
00:44:22,060 --> 00:44:23,060
[岡野] はい、

516
00:44:23,060 --> 00:44:28,060
[岡野] 私は大臼歯をできるだけ動かしたくないので、

517
00:44:28,060 --> 00:44:31,570
[岡野] はい。

518
00:44:31,570 --> 00:44:36,570
[岡野] ５番にゲーブルベンドは使いません

519
00:44:36,570 --> 00:44:41,570
[南舘] 岡野先生は、大臼歯がフィットした状態を維持したいからです。

520
00:44:41,570 --> 00:44:58,920
[南舘] ゲーブルベンドを行うとアライナーの形が少し変わり、大臼歯がフィットしなくなる可能性があります。

521
00:44:58,920 --> 00:45:14,050
[南舘] フィットが良ければオーバーコレクションは効果的ですが 、フィットが失われると悪影響を及ぼします

522
00:45:14,050 --> 00:45:15,530
[Sandra] はい、 分かりました

523
00:45:15,530 --> 00:45:17,530
[Sandra] 非常に興味深い視点ですね。

524
00:45:17,530 --> 00:45:32,620
[岡野] 質問が来ています 0.4mmのバーチャルIPRの意図について教えていただけますか？

525
00:45:32,620 --> 00:45:52,500
[Sandra] はい。オーバーコレクションで歯根を寄せるように傾斜させると ソフトウェアが自動的にIPRを追加することがあります

526
00:45:52,500 --> 00:46:05,600
[Sandra] 抜歯部位なので実際のIPRではありません。「バーチャルIPR」と呼ばれています。

527
00:46:05,600 --> 00:46:15,955
[Sandra] この論文ではそれについては触れませんでした。 エビデンスを見て、そのエビデンスが何を意味するかを論じた論文だからです。

528
00:46:15,955 --> 00:46:18,600
[Sandra] バーチャルIPRに関する研究はありません。

529
00:46:18,600 --> 00:46:22,338
[Sandra] ですが、 私はルーチンで、

530
00:46:22,338 --> 00:46:35,630
[Sandra] すべての抜歯部位に0.5mmのバーチャルIPRを追加し、最終咬合で抜歯スペースがより緊密に閉じるようにしています。

531
00:46:35,630 --> 00:46:37,630
[南舘] よく分かります

532
00:46:37,630 --> 00:46:44,027
[南舘] 実際にはクリンチェックのように歯根は動きませんよね。

533
00:46:44,027 --> 00:46:56,630
[南舘] つまり、バーチャルIPRを設定しないと 0.5〜1.0mmほどの隙間が残ってしまうということですね。

534
00:46:56,630 --> 00:47:05,660
[Sandra] その通りです。アライナーをすべて使い終えても抜歯スペースがわずかに開いたままになる経験は誰にでもあるはずです。

535
00:47:05,660 --> 00:47:13,110
[Sandra] もちろん1回のアライナーの発注だけで抜歯治療が完了するとは思っていません。

536
00:47:13,110 --> 00:47:25,110
[Sandra] 抜歯治療終了までに2〜3回の発注を想定していますので、 追加アライナーの計画でいつでも対処できます。

537
00:47:25,110 --> 00:47:35,110
[Sandra] ただ、バーチャルIPRを設定しておけば、 スペースをさらに狭めて、確実に閉鎖する一助となります。

538
00:47:35,110 --> 00:47:39,040
[南舘] もう1つ質問が来ています。

539
00:47:39,040 --> 00:47:51,040
[南舘] オーバーコレクションを計画する際、歯槽骨ハウジング内の歯根の位置や、

540
00:47:51,040 --> 00:48:04,460
[南舘] 皮質骨の近接度、歯根形態、歯冠長、骨密度などを考慮してオーバーコレクションの量を決めますか？

541
00:48:04,460 --> 00:48:12,160
[南舘] こうしたアプローチを支持する文献データや臨床的推奨はあるのでしょうか。

542
00:48:12,160 --> 00:48:17,320
[南舘] 質問をご覧いただけるかもしれません。

543
00:48:17,320 --> 00:48:22,320
[南舘] チャットボタンを押すと、英語で質問が来ています。

544
00:48:22,320 --> 00:48:30,280
[南舘] 質問を読めますか？ 見えますか？

545
00:48:30,280 --> 00:48:33,280
[Sandra] なぜか質問を開けないのです。

546
00:48:33,280 --> 00:48:35,280
[Sandra] Q&Aが3つという表示は見えています。

547
00:48:35,280 --> 00:48:39,280
[Sandra] クリックしても中身が見えませんね。

548
00:48:39,280 --> 00:48:40,280
[Sandra] 見えないです。

549
00:48:40,280 --> 00:48:41,280
[南舘] わかりました。

550
00:48:41,280 --> 00:48:51,050
[Sandra] ところで、CBCTの統合では 歯槽骨は動きません。

551
00:48:51,050 --> 00:48:55,560
[Sandra] つまり、歯槽骨は歯と一緒に動きません。

552
00:48:55,560 --> 00:49:04,040
[Sandra] CBCTの開発チームと話し合いました。

553
00:49:05,040 --> 00:49:08,040
[Sandra] 骨を歯と一緒に移動させるべきかどうかについて。

554
00:49:08,040 --> 00:49:10,040
[Sandra] 「どのデータに基づいて？」と訊くと、

555
00:49:10,040 --> 00:49:13,040
[Sandra] 彼らは「データはなく、単なるアニメーションです」と答えました

556
00:49:13,040 --> 00:49:20,040
[Sandra] それなら「アニメーションは要らない、少なくとも元の骨の位置が分かればいい」と答えました。

557
00:49:20,040 --> 00:49:23,040
[Sandra] しかし、実際には多少の骨のリモデリングが起こります。

558
00:49:23,040 --> 00:49:28,040
[Sandra] 例えば、５番が長期欠損していると

559
00:49:28,040 --> 00:49:32,040
[Sandra] 歯槽突起は砂時計のような形になります。

560
00:49:32,040 --> 00:49:36,040
[Sandra] そこに４番を移動させて抜歯スペースを閉鎖すると、

561
00:49:36,040 --> 00:49:39,040
[Sandra] 画面上は骨がないように表示されます。

562
00:49:39,040 --> 00:49:41,040
[Sandra] 歯が歯槽骨から飛び出しているように見えるのです。

563
00:49:41,040 --> 00:49:48,040
[Sandra] しかし、実際には歯の移動に伴って骨がリモデリングすることが分かっています。

564
00:49:48,040 --> 00:49:51,040
[Sandra] ただし、歯根が接触するほどのオーバーコレクションは行いません。

565
00:49:51,040 --> 00:49:56,260
[Sandra] CBCTで歯根同士が衝突していないことを確認します。

566
00:49:56,260 --> 00:50:01,330
[Sandra] 歯根間がピンクや赤にならないようにします。

567
00:50:01,330 --> 00:50:11,550
[Sandra] 今回の症例ではなく、別の症例で、スペース閉鎖後に経過のパノラマX線を撮影したところ、

568
00:50:11,550 --> 00:50:15,550
[Sandra] 近心傾斜をオーバーコレクトしたために犬歯がかなり近心傾斜してしまいました。

569
00:50:15,550 --> 00:50:22,550
[Sandra] 極端に近心傾斜し、追加アライナーで歯根を調整する必要がありました。

570
00:50:22,550 --> 00:50:26,550
[Sandra] ですから、抜歯症例には多くの変数があると考えています。

571
00:50:26,550 --> 00:50:29,550
[Sandra] 初診時の歯軸など。

572
00:50:29,550 --> 00:50:35,550
[Sandra] しかし、標準的なオーバーコレクションは、初診時からではなく、

573
00:50:35,550 --> 00:50:39,550
[Sandra] デジタルセットアップ上の最終的な歯の位置を基準にします。

574
00:50:39,550 --> 00:50:49,220
[Sandra] 前歯のトルクのオーバーコレクションも初診時からではなく、最終セットアップから行います。

575
00:50:49,220 --> 00:50:59,220
[Sandra] 歯根傾斜のゲーブルベンドも、両隣接歯の初診時の近遠心的傾斜に関係なく、最終セットアップから行います。

576
00:50:59,220 --> 00:51:00,220
[南舘] なるほど。

577
00:51:00,220 --> 00:51:01,220
[岡野] なるほど。

578
00:51:01,220 --> 00:51:02,220
[南舘] いいですね。

579
00:51:02,220 --> 00:51:10,350
[南舘] 私もオーバーコレクションをする時はそうしています。

580
00:51:10,350 --> 00:51:14,350
[南舘] まずClinCheckで理想的なセットアップを作り、

581
00:51:14,350 --> 00:51:18,350
[南舘] そこからオーバーコレクションを設定します

582
00:51:18,350 --> 00:51:35,640
[南舘] そうすれば、ClinCheckで非常に明確でシンプルにオーバーコレクションを設定できます。

583
00:51:35,640 --> 00:51:36,640
[Sandra] まさにその通りです。

584
00:51:36,640 --> 00:51:37,640
[Sandra] 私も同じです

585
00:51:37,640 --> 00:51:38,640
[Sandra] はい。

586
00:51:38,640 --> 00:51:41,860
[Sandra] また質問が来ています

587
00:51:41,860 --> 00:51:48,860
[南舘] 先生の著書ではReciprocal Stagingを紹介されていましたが、

588
00:51:48,860 --> 00:51:51,860
[南舘] 現在はどのようなスペース閉鎖のステージングを使っていますか？

589
00:51:51,860 --> 00:51:53,310
[南舘] はい。

590
00:51:53,310 --> 00:51:57,310
[Sandra] 良い質問ですね。ステージングについて話すいいタイミングです。

591
00:51:57,310 --> 00:52:00,310
[南舘] そうですね。

592
00:52:00,310 --> 00:52:01,310
[Sandra] いいタイミング

593
00:52:01,310 --> 00:52:02,310
[Sandra] ですよね？

594
00:52:02,310 --> 00:52:07,540
[Sandra] この論文では4種類のステージングパターンを紹介しています。

595
00:52:07,540 --> 00:52:18,890
[Sandra] 同時ステージング、レシプロカルステージング、フロッグステージング（北米ではControlled Arch Length Reductionと呼びます）。

596
00:52:18,890 --> 00:52:19,890
[南舘] はい。

597
00:52:19,890 --> 00:52:23,890
[Sandra] そしてもちろん Invisalignが提供するG6ステージングです。

598
00:52:23,890 --> 00:52:24,980
[南舘] はい。

599
00:52:24,980 --> 00:52:27,980
[Sandra] その 臨床的な意義は何でしょうか？

600
00:52:27,980 --> 00:52:29,980
[Sandra] そもそもなぜステージングが重要なのでしょう？

601
00:52:29,980 --> 00:52:42,980
[Sandra] 歯を1本ずつ順次動かすことで、アンカレッジがより安定し、歯根の近遠心的傾斜もコントロールしやすくなるからです。

602
00:52:42,980 --> 00:52:45,980
[Sandra] 今回は4つのステージングパターンについて考察します。

603
00:52:45,980 --> 00:52:51,110
[Sandra] まず、最初の方法はうまくいきません。

604
00:52:51,110 --> 00:52:55,110
[Sandra] 残りの3つは、好みに応じていずれも効果があります。

605
00:52:55,110 --> 00:52:56,110
[Sandra] はい。

606
00:52:56,110 --> 00:52:58,110
[Sandra] 最初のパターンは「同時ステージング」です。

607
00:52:58,110 --> 00:53:04,110
[Sandra] このステージングタブを見ると、すべての歯が同時に動いているのが分かります。

608
00:53:04,110 --> 00:53:13,710
[Sandra] これは通常、アライナーの抜歯症例では無効で、いわゆる「ローラーコースター効果」を招きます。

609
00:53:13,710 --> 00:53:19,540
[Sandra] このデジタル治療計画を見てみましょう。

610
00:53:19,540 --> 00:53:21,860
[Sandra] これが同時ステージングです。

611
00:53:21,860 --> 00:53:24,860
[Sandra] ステージングタブですべての歯が同時に動いています。

612
00:53:24,860 --> 00:53:25,860
[南舘] はい。

613
00:53:25,860 --> 00:53:31,900
[Sandra] 臼歯はあまり動かさず、前歯を後退させています。

614
00:53:31,900 --> 00:53:36,900
[Sandra] 近心にⅡ級ゴム用ボタン、遠心にアタッチメントを付けています。

615
00:53:36,900 --> 00:53:37,900
[南舘] ええ。

616
00:53:37,900 --> 00:53:38,900
[岡野] ええ。

617
00:53:38,900 --> 00:53:43,900
[Sandra] 咬合面観では、臼歯の移動はごくわずかです。

618
00:53:43,900 --> 00:53:46,900
[Sandra] 右上7番がひどく捻転しています。

619
00:53:46,900 --> 00:53:53,900
[Sandra] 捻転改善用にボタンを置いていますが、移動の大部分は前歯の後退です。

620
00:53:53,900 --> 00:53:54,900
[南舘] はい。

621
00:53:54,900 --> 00:54:06,380
[Sandra] 下顎も同様に臼歯はほぼ動かさず、前歯を同時に後退させています。

622
00:54:06,380 --> 00:54:16,380
[Sandra] もちろんデジタル治療計画上はとてもきれいに見えますが、実際にどうなるか見てみましょう。

623
00:54:16,380 --> 00:54:21,780
[Sandra] このように、同時ステージングは通常うまくいきません。

624
00:54:21,780 --> 00:54:23,780
[Sandra] ローラーコースター効果が生じます。

625
00:54:23,780 --> 00:54:25,780
[Sandra] ローラーコースター効果とは何でしょうか？

626
00:54:25,780 --> 00:54:36,780
[Sandra] トルクが失われてバイトが深くなります。前後の歯が同時に動くことで傾斜が起きるのです。

627
00:54:36,780 --> 00:54:40,780
[Sandra] そして、この傾斜移動によって頬側の開咬が生じます。

628
00:54:40,780 --> 00:54:43,350
[南舘] はい。

629
00:54:43,350 --> 00:54:47,500
[Sandra] これは同じ患者さんの治療経過です。

630
00:54:47,500 --> 00:54:55,500
[Sandra] アライナーはまだ装着し終えていませんが、まさにこの状態になったため中断して再スキャンしました。

631
00:54:55,500 --> 00:55:00,270
[Sandra] このように、開咬が生じています。

632
00:55:00,270 --> 00:55:01,530
[南舘] はい。

633
00:55:01,530 --> 00:55:02,530
[Sandra] 歯が傾斜しています。

634
00:55:02,530 --> 00:55:15,350
[Sandra] 同時にスペース閉鎖を行うと、アライナーが全歯を締め付けますが、臼歯間に隙間がないため傾斜しやすくなります。

635
00:55:15,350 --> 00:55:16,420
[南舘] はい。

636
00:55:16,420 --> 00:55:20,420
[Sandra] ご覧のように、ひどく傾斜して開咬が生じています。

637
00:55:20,420 --> 00:55:25,420
[Sandra] そして当然、トルクロスによって前歯部のオーバーバイトが深くなります。

638
00:55:25,420 --> 00:55:26,420
[南舘] はい。

639
00:55:26,420 --> 00:55:31,420
[Sandra] ですから私は、この論文でも「同時ステージングはうまくいかない」と述べています。

640
00:55:31,420 --> 00:55:34,420
[Sandra] このような結果になるので、使わないでください。

641
00:55:34,420 --> 00:55:37,420
[Sandra] アライナーによるローラーコースター効果です。

642
00:55:37,420 --> 00:55:38,420
[岡野] はい。

643
00:55:38,420 --> 00:55:39,930
[南舘] はい。

644
00:55:39,930 --> 00:55:42,930
[Sandra] では、レシプロカルステージングはどうでしょう？

645
00:55:42,930 --> 00:55:52,930
[Sandra] レシプロカルステージングは、G6以前にも抜歯治療をしていた私たちにとって、抜歯症例用のステージングパターンでした。

646
00:55:52,930 --> 00:55:53,930
[南舘] ええ。

647
00:55:53,930 --> 00:55:56,930
[Sandra] これはモデレートアンカレッジのプロトコルです。

648
00:55:56,930 --> 00:56:05,930
[Sandra] V字パターンが左を向いており、これは臼歯の近心移動を意味します。

649
00:56:05,930 --> 00:56:06,930
[Sandra] なるほど。

650
00:56:06,930 --> 00:56:10,930
[Sandra] では、相互ステージングとは何かを説明しましょう。

651
00:56:10,930 --> 00:56:20,470
[Sandra] 相互ステージングでは、抜歯部位の両隣にある2つの歯を互いに押し合わせてスペースを閉じます。

652
00:56:20,470 --> 00:56:22,470
[Sandra] アライナーは歯を「押す」ことで動かす、という点を覚えておいてください。

653
00:56:22,470 --> 00:56:27,470
[Sandra] この場合、犬歯と第二小臼歯が互いに押し合います。

654
00:56:27,470 --> 00:56:35,470
[Sandra] 最初の10ステージでは、抜歯部位の両隣にある2つの歯だけが動いているのが分かります。

655
00:56:35,470 --> 00:56:36,470
[Sandra] ええ。

656
00:56:36,470 --> 00:56:40,570
[Sandra] この大きな黒い空隙にあたる前歯群は、動いていません。

657
00:56:40,570 --> 00:56:45,570
[Sandra] これらは、犬歯を遠心へ押すための固定源セグメントです。

658
00:56:45,570 --> 00:56:46,660
[Sandra] はい。

659
00:56:46,660 --> 00:56:51,660
[Sandra] そしてこの黒い空隙、後方の臼歯（6番・7番）も動いていません。

660
00:56:51,660 --> 00:56:52,660
[Sandra] ええ。

661
00:56:52,660 --> 00:56:55,660
[Sandra] 第二小臼歯を前方へ押し出しています。

662
00:56:55,660 --> 00:56:56,660
[Sandra] ええ。

663
00:56:56,660 --> 00:57:06,860
[Sandra] 抜歯スペースが約70%閉じると、ステージングタブの後半で歯が動かなくなるのが分かります。

664
00:57:06,860 --> 00:57:07,860
[Sandra] なるほど。

665
00:57:07,860 --> 00:57:11,860
[Sandra] そこから今度は、前歯が後退し臼歯が近心移動します。

666
00:57:11,860 --> 00:57:16,860
[Sandra] この2つの歯の間が70%閉じた時点で、

667
00:57:16,860 --> 00:57:18,860
[Sandra] これらが実際に固定源セグメントとなります。

668
00:57:18,860 --> 00:57:21,860
[Sandra] そして、前歯群が一括して後退し、

669
00:57:21,860 --> 00:57:23,860
[Sandra] 同時に臼歯が近心移動します。

670
00:57:23,860 --> 00:57:24,860
[Sandra] しかし、これを見てください。

671
00:57:24,860 --> 00:57:29,430
[Sandra] 6番と7番の間に隙間があります。

672
00:57:29,430 --> 00:57:32,430
[Sandra] アライナーが各歯をプラスチックでしっかり包み込んでいるため、

673
00:57:32,430 --> 00:57:35,430
[Sandra] 非常に良好な歯根コントロールが得られます。

674
00:57:35,430 --> 00:57:36,430
[Sandra] そうですね。

675
00:57:36,430 --> 00:57:43,430
[Sandra] さらに、同時にスペース閉鎖を行うと、臼歯部には隙間がありません。

676
00:57:43,430 --> 00:57:47,430
[Sandra] そのため、アライナーで歯を押し縮めると傾斜してしまいます。

677
00:57:47,430 --> 00:57:48,430
[Sandra] ええ。

678
00:57:48,430 --> 00:57:56,430
[Sandra] しかしこの相互後退の場合は、臼歯の前方移動を許容する必要があるため現代的な固定源となります。

679
00:57:56,430 --> 00:58:00,430
[Sandra] それでも、アライナーがすべての歯を包み込んでいます。

680
00:58:00,430 --> 00:58:09,530
[Sandra] そのため、第二小臼歯を抜歯する症例では、私は相互後退を使います。

681
00:58:09,530 --> 00:58:10,530
[Sandra] なるほど。

682
00:58:10,530 --> 00:58:14,660
[Sandra] G6は第一小臼歯抜歯用だからですね。

683
00:58:14,660 --> 00:58:17,660
[Sandra] では、第二小臼歯を抜歯しなければならない場合はどうするか？

684
00:58:17,660 --> 00:58:20,660
[Sandra] 私は相互後退を使います。

685
00:58:20,660 --> 00:58:21,660
[Sandra] ええ。

686
00:58:21,660 --> 00:58:28,140
[Sandra] 固定源を制御し、歯根の傾斜もより良くコントロールできます。

687
00:58:28,140 --> 00:58:35,500
[Sandra] なるほど。

688
00:58:35,500 --> 00:58:42,500
[Sandra] 次は、日本や中国、台湾、香港で非常に人気のある「フロッグ・ステージング」です。

689
00:58:42,500 --> 00:58:43,500
[Sandra] ええ。

690
00:58:43,500 --> 00:58:53,500
[Sandra] 北米では「コントロールされたアーチレングス減少」と呼ばれます。フロッグ・ステージングは非常に高いコントロールが得られるからです。

691
00:58:53,500 --> 00:58:54,500
[Sandra] はい。

692
00:58:54,500 --> 00:58:59,500
[Sandra] 前歯と臼歯を、異なるステージで交互に動かします。

693
00:58:59,500 --> 00:59:08,620
[Sandra] このステージングパターンは、Dr. Jonathan Nikosizisに教えていただいたものです。

694
00:59:08,620 --> 00:59:09,620
[Sandra] ご存じの方も多いでしょう。

695
00:59:09,620 --> 00:59:13,620
[Sandra] 彼は北米で有名なアライナー・フェローシップを主宰しています。

696
00:59:13,620 --> 00:59:14,620
[Sandra] はい。

697
00:59:14,620 --> 00:59:18,620
[Sandra] 彼は3番と5番を最初に動かす方法を示しました。

698
00:59:18,620 --> 00:59:19,620
[Sandra] はい。

699
00:59:19,620 --> 00:59:21,620
[Sandra] これは相互後退のようなものですね？

700
00:59:21,620 --> 00:59:24,620
[Sandra] 臼歯も前歯も、この時点では動きません。

701
00:59:24,620 --> 00:59:33,910
[Sandra] 唯一の違いは、10ステージ後にその2本を止めて、臼歯と前歯を動かすことです。

702
00:59:33,910 --> 00:59:34,910
[南舘] はい。

703
00:59:34,910 --> 00:59:40,910
[Sandra] そして臼歯を止め、抜歯スペースの両隣の2本を再び動かします。

704
00:59:40,910 --> 00:59:46,140
[Sandra] このように、前歯と臼歯を交互に動かしていくのです。

705
00:59:46,140 --> 00:59:53,140
[Sandra] これは通常、中等度の固定源で、歯根傾斜のコントロールが向上します。

706
00:59:53,140 --> 00:59:54,140
[Sandra] はい。

707
00:59:54,140 --> 00:59:56,140
[Sandra] ただ、アライナーのステージ数は多くなります。

708
00:59:56,140 --> 00:59:59,140
[Sandra] これを見ると、85ステージあります。

709
00:59:59,140 --> 01:00:00,140
[Sandra] はい。

710
01:00:00,140 --> 01:00:01,140
[Sandra] この治療ですね。

711
01:00:01,140 --> 01:00:06,100
[Sandra] 効果はありますが、ステージ数が多いです。

712
01:00:06,100 --> 01:00:07,100
[南舘] はい。

713
01:00:07,100 --> 01:00:16,890
[南舘] では、フロッグ・ステージングの背景にある理論や考え方は何でしょう？

714
01:00:16,890 --> 01:00:18,890
[Sandra] これは、固定式装置のモデルです。

715
01:00:18,890 --> 01:00:26,890
[Sandra] BennettとMcLaughlinの教科書『Fundamentals of Orthodontic Biomechanics』から引用したものです。

716
01:00:26,890 --> 01:00:27,890
[Sandra] そうですね。

717
01:00:27,890 --> 01:00:30,890
[Sandra] 固定式装置での歯の後退について説明しています。

718
01:00:30,890 --> 01:00:31,890
[Sandra] はい。

719
01:00:31,890 --> 01:00:34,980
[Sandra] これが、フロッグ・ステージングが開発された理由です。

720
01:00:34,980 --> 01:00:43,980
[Sandra] 固定式装置のモデルでは、犬歯を後退させる際、理論上は歯冠が遠心に傾斜します。

721
01:00:43,980 --> 01:00:44,980
[Sandra] うんうん。

722
01:00:44,980 --> 01:00:52,270
[Sandra] 歯冠が傾斜すると、ブラケットとアーチワイヤーがあればワイヤーに係合します。

723
01:00:52,270 --> 01:00:55,750
[Sandra] すると、歯根が遠心に傾斜します。

724
01:00:55,750 --> 01:01:00,750
[Sandra] 歯冠が傾斜し歯根が傾斜、歯冠が傾斜し歯根が傾斜、という動きです。

725
01:01:00,750 --> 01:01:04,750
[Sandra] これは、歯を一本ずつ後方へ揺り動かす、と表現されます。

726
01:01:04,750 --> 01:01:11,750
[Sandra] これがフロッグ・ステージングパターンの理論です。

727
01:01:11,750 --> 01:01:24,060
[Sandra] では、アライナーで歯を動かす場合、犬歯を遠心に押すと、フロッグ・ステージングの理論では歯冠が後方に傾斜します。

728
01:01:24,060 --> 01:01:32,180
[Sandra] そして犬歯の移動を止め、歯根が後方へ傾斜して追いつくのを待ちます。

729
01:01:32,180 --> 01:01:39,500
[Sandra] このパターンを見ると、ここでは歯を押して歯冠が傾斜しています。

730
01:01:39,500 --> 01:01:45,500
[Sandra] ここでは歯を動かさず、アライナーで歯を保持し、歯根が追いつく時間を与えます。

731
01:01:45,500 --> 01:01:52,820
[Sandra] これがフロッグ・ステージングの考え方です。歯冠傾斜、歯根傾斜、歯冠傾斜、歯根傾斜。

732
01:01:52,820 --> 01:02:02,140
[Sandra] これがブラケット矯正のコンセプトをアライナーの歯の移動に応用したものなのかは、よく分かりません。

733
01:02:02,140 --> 01:02:03,140
[Sandra] うん。

734
01:02:03,140 --> 01:02:04,140
[Sandra] ええ。

735
01:02:04,140 --> 01:02:05,140
[Sandra] うまくいくのか？

736
01:02:05,140 --> 01:02:06,140
[Sandra] ええ、もちろんです。

737
01:02:06,140 --> 01:02:07,140
[Sandra] 非常にうまくいきます。

738
01:02:07,140 --> 01:02:08,140
[Sandra] とても効果的です。

739
01:02:08,140 --> 01:02:13,370
[Sandra] 多くの先生方が長年にわたり成功させてきましたよね？

740
01:02:13,370 --> 01:02:17,370
[Sandra] ただ、ステージ数が多いのが難点です。

741
01:02:17,370 --> 01:02:21,370
[Sandra] つまり、歯冠傾斜、歯根傾斜を繰り返すのです。

742
01:02:21,370 --> 01:02:25,370
[Sandra] そうやって歯を抜歯スペースへ後方移動させます。

743
01:02:25,370 --> 01:02:26,750
[Sandra] なるほど。

744
01:02:26,750 --> 01:02:33,770
[Sandra] そしてAlign社がG6ステージングを開発しました。

745
01:02:33,770 --> 01:02:39,180
[Sandra] G6は、ご存じの通り、第一小臼歯抜歯専用に設計されました。

746
01:02:39,180 --> 01:02:42,180
[Sandra] 第二小臼歯抜歯には適用されません。

747
01:02:42,180 --> 01:02:48,180
[Sandra] そしてこれは、アライナー全体に組み込まれたフォースシステムです。

748
01:02:48,180 --> 01:02:49,180
[Sandra] うん。

749
01:02:49,180 --> 01:02:57,180
[Sandra] 臼歯には最適化された固定源アタッチメント、犬歯には歯根コントロールアタッチメントが付きます。

750
01:02:57,180 --> 01:02:58,340
[Sandra] なるほど。

751
01:02:58,340 --> 01:03:09,380
[Sandra] G6では、アライナーの平坦な作用面に力が加わります。

752
01:03:09,380 --> 01:03:13,380
[Sandra] このように歯冠に力がかかると、歯根はどうなるでしょう？

753
01:03:13,380 --> 01:03:17,050
[Sandra] 歯根は近心に傾斜します。

754
01:03:17,050 --> 01:03:21,050
[Sandra] これにより、臼歯部の固定源を非常にうまくコントロールできます。

755
01:03:21,050 --> 01:03:22,270
[Sandra] うんうん。

756
01:03:22,270 --> 01:03:28,270
[Sandra] ある人が、まるでTweedのティップバックベンドのようだと言っていました。

757
01:03:28,270 --> 01:03:31,270
[Sandra] そうですね、結局はすべてバイオメカニクスに行き着きます。

758
01:03:31,270 --> 01:03:37,270
[Sandra] これはTweedのティップバックベンドのようなものですが、アライナーのデザインに組み込まれています。

759
01:03:37,270 --> 01:03:38,270
[Sandra] うんうん。

760
01:03:38,270 --> 01:03:45,270
[Sandra] G6では、まず犬歯が抜歯スペースに30%後退します。

761
01:03:45,270 --> 01:03:56,270
[Sandra] すると犬歯と側切歯の間にスペースができますが、これは良いことです。犬歯がアライナーのプラスチックで完全に包まれるからです。

762
01:03:56,270 --> 01:03:57,270
[Sandra] うんうん。

763
01:03:57,270 --> 01:04:05,270
[Sandra] 前歯が後方に傾斜すると、トルクが失われ、相対的な挺出が起こることが分かっています。

764
01:04:05,270 --> 01:04:11,270
[Sandra] そこでAlign Technologyは、「アライナーアクティベーション」と呼ぶ機能を組み込みました。

765
01:04:11,270 --> 01:04:12,270
[Sandra] うんうん。

766
01:04:12,270 --> 01:04:14,270
[Sandra] デジタルプラン上では確認できません。

767
01:04:14,270 --> 01:04:30,270
[Sandra] アライナー自体でも見えませんが、SmartForceアライナーアクティベーションは、舌側歯根トルクと追加の圧下力を加え、垂直的なコントロールを維持します。

768
01:04:30,270 --> 01:04:31,270
[南舘] うんうん。

769
01:04:31,270 --> 01:04:40,500
[Sandra] これを最大固定源モデルと呼びますが、最大固定源は絶対固定源と同じではありません。

770
01:04:40,500 --> 01:04:41,500
[Sandra] うんうん。

771
01:04:41,500 --> 01:04:46,500
[Sandra] 絶対固定源とは、臼歯を一切前方に動かしたくない、ということです。

772
01:04:46,500 --> 01:04:47,500
[南舘] うんうん。

773
01:04:47,500 --> 01:04:55,590
[Sandra] しかし最大固定源の場合、注意書きとして、臼歯の歯冠が近心に最大2mm動く可能性があります。

774
01:04:55,590 --> 01:04:58,490
[Sandra] うんうん。

775
01:04:58,490 --> 01:05:12,490
[Sandra] ClinCheckプラン上では歯が動いて見えなくても、最大固定源モデルでは臼歯が最大2mm動く可能性があると、必ず注意喚起しています。

776
01:05:12,490 --> 01:05:19,490
[Sandra] 臼歯を前方に動かしたくないなら、抜歯症例にTADsを追加する必要があります。これはまた別の機会に話しましょう。

777
01:05:19,490 --> 01:05:20,490
[Sandra] 今日ではないかもしれませんが。

778
01:05:20,490 --> 01:05:22,490
[Sandra] 今日ではないですね。

779
01:05:22,490 --> 01:05:23,490
[Sandra] ええ。

780
01:05:23,490 --> 01:05:25,490
[Sandra] これがG6のステージングパターンです。

781
01:05:25,490 --> 01:05:29,490
[Sandra] 最初は臼歯と犬歯が動いているのがわかりますね。

782
01:05:29,490 --> 01:05:30,490
[Sandra] 前歯は動いていません。

783
01:05:30,490 --> 01:05:31,490
[Sandra] 前歯は動いていません。

784
01:05:31,490 --> 01:05:37,290
[Sandra] この患者さんは全4象限にG6が適用されています。

785
01:05:37,290 --> 01:05:39,290
[Sandra] G6は象限ごとに適用されます。

786
01:05:39,290 --> 01:05:47,290
[Sandra] 抜歯症例を提出すると、G6が2象限だったり、3象限だったり、1象限だけだったりします。

787
01:05:47,290 --> 01:05:57,290
[Sandra] ソフトウェアが最大固定源の必要な箇所を判断し、自動的にG6を適用します。

788
01:05:57,290 --> 01:06:09,290
[Sandra] 最初、犬歯が後退して犬歯と側切歯の間にきれいなスペースができます。するとポンティックのサイズが自動的に変わります。

789
01:06:09,290 --> 01:06:18,290
[Sandra] ここで臼歯が動いていますが、この臼歯の動きは近心の歯体移動を意味するわけではありません。

790
01:06:18,290 --> 01:06:20,290
[Sandra] 回転の可能性もあります。

791
01:06:20,290 --> 01:06:23,290
[Sandra] 近心の歯根傾斜かもしれません。

792
01:06:23,290 --> 01:06:31,290
[Sandra] それは臼歯の歯根を前方に傾けて、固定源を増やそうとしている、ということですよね。

793
01:06:31,290 --> 01:06:32,290
[Sandra] 回転も考えられます。

794
01:06:32,290 --> 01:06:36,290
[Sandra] 頬側歯根トルクかもしれませんが、近心移動ではありません。

795
01:06:36,290 --> 01:06:43,290
[Sandra] あるステージ、このケースではステージ12以降、臼歯はもう動きません。

796
01:06:43,290 --> 01:06:53,290
[Sandra] そして犬歯と側切歯の間にスペースがある状態で、前歯6本を後退させてスペースを閉じます。

797
01:06:53,290 --> 01:06:59,290
[Sandra] 多くの人がG6を非常にうまく使ってきたと思います。

798
01:06:59,290 --> 01:07:04,290
[Sandra] そして通常、フロッグ・ステージングよりステージ数が少ないです。

799
01:07:04,290 --> 01:07:09,290
[Sandra] なので、少し治療効率が良いかもしれません。

800
01:07:09,290 --> 01:07:15,290
[Sandra] しかし私がG6で一番気に入っているのは、オーバーバイトの垂直的なコントロールです。

801
01:07:15,290 --> 01:07:16,290
[Sandra] はい。

802
01:07:16,290 --> 01:07:44,420
[南舘] これは非常に議論の分かれる点ですね。日本の臨床医の多く、おそらく50%以上が抜歯症例でG6を使わない傾向にあります。

803
01:07:44,420 --> 01:07:51,970
[南舘] アタッチメントが小さすぎてうまく保持できないと言う臨床医もいます。

804
01:07:51,970 --> 01:07:52,970
[岡野] はい。

805
01:07:52,970 --> 01:07:53,970
[Sandra] ええ。

806
01:07:53,970 --> 01:07:54,970
[Sandra] ええ。

807
01:07:54,970 --> 01:07:55,970
[岡野] ええ。

808
01:07:55,970 --> 01:08:05,000
[南舘] Align Technologyのテクノロジーシニアである佐藤潤氏から聞いた話ですが。

809
01:08:05,000 --> 01:08:14,000
[南舘] G6を2025年末か2026年からアップデートすると言っていました。

810
01:08:14,000 --> 01:08:20,000
[南舘] 今ClinCheckでG6プロトコルを依頼すると、

811
01:08:20,000 --> 01:08:21,000
[南舘] ClinCheckですね。

812
01:08:21,000 --> 01:08:27,000
[南舘] 今は犬歯のアタッチメントが2個1組ではなく、1つだけになっています。

813
01:08:27,000 --> 01:08:28,000
[南舘] はい。

814
01:08:28,000 --> 01:08:29,000
[南舘] ええ。

815
01:08:29,000 --> 01:08:41,310
[南舘] 佐藤潤氏によると、切歯の圧下などアライナーのアクティベーションで、

816
01:08:41,310 --> 01:08:48,310
[南舘] 舌側歯根トルクと圧下力が、ダブルでかかるようになっているそうです。

817
01:08:48,310 --> 01:08:57,310
[南舘] G6の第一世代よりもアライナーのアクティベーション量が増えているとのことです。

818
01:08:57,310 --> 01:08:59,310
[南舘] その通りです。

819
01:08:59,310 --> 01:09:00,310
[南舘] ええ。

820
01:09:00,310 --> 01:09:01,310
[南舘] 確かにそうです。

821
01:09:01,310 --> 01:09:06,310
[Sandra] 最近申請したG6症例でも、最適化アタッチメントが非常に大きいです。

822
01:09:06,310 --> 01:09:07,310
[Sandra] ええ。

823
01:09:07,310 --> 01:09:08,310
[南舘] そうですね。

824
01:09:08,310 --> 01:09:09,310
[岡野] ええ。

825
01:09:09,310 --> 01:09:10,310
[南舘] ええ。

826
01:09:10,310 --> 01:09:11,310
[南舘] そうですね。

827
01:09:11,310 --> 01:09:21,310
[南舘] アタッチメントのサイズはとても問題でした。デジタルシミュレーション上では、

828
01:09:21,310 --> 01:09:26,310
[南舘] デジタルなのでサイズはあまり関係ないように思えますが、

829
01:09:26,310 --> 01:09:33,310
[南舘] 臨床ではアタッチメントが小さいと、サイズに細かな差が生じて

830
01:09:33,310 --> 01:09:40,770
[南舘] 研磨するだけでも非常に難しくなります。

831
01:09:40,770 --> 01:09:48,630
[南舘] アタッチメントを研磨する際、最も重要なのはアクティブエッジ、

832
01:09:48,630 --> 01:09:54,190
[Sandra] つまり機能面です。そこを見極めて研磨し、バリを残さないようにします。アライナーは

833
01:09:54,190 --> 01:09:58,350
[Sandra] ここを押すからです。こちら側に多少バリがあっても問題ありませんが、

834
01:09:58,350 --> 01:10:04,950
[Sandra] アタッチメントのアクティブエッジ、機能面は明瞭に形作り、

835
01:10:04,950 --> 01:10:11,410
[Sandra] しっかり研磨すべきです。最近の抜歯症例ではG6アタッチメントが大きく、

836
01:10:11,410 --> 01:10:22,100
[Sandra] あるいはアクティベーションがそうなっています。先生方に理解してほしいのは、G6は一つの

837
01:10:22,100 --> 01:10:30,320
[Sandra] フォースシステムであり、アタッチメントを一つ変えるだけで全体が機能しなくなる点です。前述の通り、

838
01:10:30,320 --> 01:10:36,420
[Sandra] 歯根コントロールの話ではなく、縦型長方形アタッチメントでも歯根コントロールはできますが、G6で

839
01:10:36,420 --> 01:10:42,780
[Sandra] 最も重要なのはここでのアライナーのアクティベーションです。ええ、その通りです。垂直的なオーバーバイトや、

840
01:10:42,780 --> 01:10:54,220
[Sandra] 相互的後退、フロッグ・ステージング、G6など、すべてうまく機能します。

841
01:10:54,220 --> 01:11:04,220
[Sandra] ただG6は通常アライナー枚数が少なくなります。前述の通り、抜歯症例では

842
01:11:04,220 --> 01:11:10,040
[Sandra] 何度もアライナーを注文することになるので、追加アライナー用のスキャンができる最初のチェックポイントに早く到達するほど、

843
01:11:10,040 --> 01:11:17,640
[Sandra] 良いのです。96枚ではなく48枚なら、半分の期間でそこに到達できます。つまり

844
01:11:17,640 --> 01:11:25,640
[Sandra] 治療効率の問題であり、どれが優れているかではありません。どれもよく機能します。だからこそ、

845
01:11:25,640 --> 01:11:31,480
[Sandra] オンラインの皆さんの中には相互的後退を使う方も、フロッグ・ステージングが好きな方もいますが、どれもうまく

846
01:11:31,480 --> 01:11:37,480
[Sandra] 機能するので心配いりません。ただ、フロッグ・ステージングでは85枚や96枚になることがあり、

847
01:11:37,480 --> 01:11:44,340
[Sandra] 患者さんが「うわ、装着期間が長いね」と驚くことがあります。では実際の症例を見てみましょう。

848
01:11:44,340 --> 01:11:52,980
[Sandra] これはG6を用いた最初の症例です。なぜこれほど歯並びが整っているのでしょうか？この患者さんは

849
01:11:52,980 --> 01:12:00,400
[Sandra] 十代の頃に矯正治療を受けていました。来院して「Dr. Tai、私のせいなんです。14歳の時に

850
01:12:00,400 --> 01:12:08,100
[Sandra] 矯正医に抜歯したくないと言ったので、非抜歯で全部並べてもらいました。でも今は

851
01:12:08,100 --> 01:12:14,290
[Sandra] 口元の突出や歯の突き出しが気に入らないんです。前回ブラケットで治療したので、

852
01:12:14,290 --> 01:12:21,200
[Sandra] 2回目の今回はアライナーで治療できますか？」と。これが治療前の

853
01:12:21,200 --> 01:12:33,190
[Sandra] レントゲン写真です。確実に小臼歯抜歯症例ですが、歯列は整っています。それで

854
01:12:33,190 --> 01:12:41,270
[Sandra] この患者さんでは下顎の左右にのみG6が入っています。上顎には

855
01:12:41,270 --> 01:12:47,990
[Sandra] 通常のG6はありません。ステージングプロトコルを見ると、上顎の臼歯部に

856
01:12:47,990 --> 01:12:58,310
[Sandra] 近心移動が見られます。これは私の初期のG6症例の一つなので、足りないものがあり、

857
01:12:58,310 --> 01:13:07,430
[Sandra] 2級ゴムがありません。当時、私の患者さんは

858
01:13:07,430 --> 01:13:13,350
[Sandra] アライナーがしっかりトラッキングするよう、2週間ごとに交換していました。

859
01:13:14,230 --> 01:13:20,950
[南舘] ちなみに、この臨床レビューにはアライナーの交換頻度が示されていません。

860
01:13:20,950 --> 01:13:27,110
[Sandra] 抜歯症例における交換頻度のデータが存在しないからです。

861
01:13:29,410 --> 01:13:38,920
[岡野] このアライナーの素材は何だったかというと、SmartTrackです。

862
01:13:38,920 --> 01:13:49,920
[南舘] 「移動速度も少し落としていますか？」「いいえ、

863
01:13:52,400 --> 01:13:58,800
[Sandra] 速度は落としませんが、装着期間を長くすることはあります」最終的に

864
01:13:58,800 --> 01:14:09,080
[Sandra] 上顎切歯は少しオーバーコレクションされています。下顎にはG6を入れ、

865
01:14:09,080 --> 01:14:17,400
[Sandra] ここに隙間があります。まず犬歯を後退させ、次に上顎の前歯6本を動かします。そこには

866
01:14:17,400 --> 01:14:24,280
[Sandra] 臼歯部の近心移動がありますが、大臼歯周囲のスペースを見ると、これにより

867
01:14:24,280 --> 01:14:34,470
[Sandra] 傾斜移動をしっかり抑制できます。面白いことに、このClinCheckを見ると、私たち

868
01:14:34,470 --> 01:14:44,630
[Sandra] 医師は「切歯が本当にこれほど後退するのか、可能なのか」と言います。そこで研究を計画し、

869
01:14:44,630 --> 01:14:52,690
[Sandra] 研究を行いました。医師としてこれを見ると、口腔内で実際に何が起きたのかを知りたくなるからです。

870
01:14:52,690 --> 01:14:58,850
[Sandra] 1人の患者ではなく、多くの患者を対象に研究しようと。

871
01:14:58,850 --> 01:15:05,890
[Sandra] ついにこの研究論文が発表されました。私の名前のほか、聞き覚えのある名前が

872
01:15:05,890 --> 01:15:12,450
[Sandra] あるかもしれません。世界矯正歯科医連盟（WFO）元会長のDr. Nick Vadeです。

873
01:15:13,170 --> 01:15:23,560
[Sandra] この研究では32名の患者を対象としました。平均で上顎切歯は10度舌側傾斜し、

874
01:15:23,560 --> 01:15:31,000
[Sandra] 下顎切歯は3度舌側傾斜しました。下顎の叢生がより強かったため、

875
01:15:31,000 --> 01:15:41,810
[Sandra] 下顎切歯の移動は少なめでした。平均で上顎切歯は6.8mm後退しました。これは

876
01:15:41,810 --> 01:15:49,810
[Sandra] かなりの切歯移動量です。下顎切歯は3.7mm後退しました。これも

877
01:15:49,810 --> 01:15:59,250
[Sandra] 叢生が強かったか、あるいは一部が上下顎小臼歯抜歯の2級症例だったため、

878
01:15:59,250 --> 01:16:08,130
[Sandra] 1級の臼歯関係に仕上げるため臼歯の近心移動を許容したのでしょう。しかし、平均の固定源の喪失は非常に重要です。

879
01:16:08,770 --> 01:16:15,810
[Sandra] デジタル治療計画上で臼歯が動かないように見えても、

880
01:16:15,810 --> 01:16:24,450
[Sandra] 実際には上顎臼歯は3.2mm、下顎臼歯は2.1mm近心移動することが分かりました。

881
01:16:25,810 --> 01:16:31,570
[Sandra] 興味深いことに、2mmの近心移動は最大固定源とみなされます。

882
01:16:32,530 --> 01:16:40,290
[Sandra] つまり、下顎で最大固定源が得られやすく、

883
01:16:40,290 --> 01:16:46,930
[Sandra] 骨質の違いから、上顎では固定源をより多く失う可能性があります。

884
01:16:46,930 --> 01:16:54,210
[Sandra] 下顎骨は上顎骨よりもはるかに硬いからです。上顎で少なくとも

885
01:16:54,210 --> 01:17:02,290
[Sandra] 1mm多く固定源を失うと分かっているので、1級抜歯症例でも2級ゴムを使うのです。

886
01:17:02,290 --> 01:17:14,500
[Sandra] 理にかなっていますよね。ええ、まったく同感です。絶対的な固定源が欲しいなら

887
01:17:14,500 --> 01:17:24,100
[南舘] TADを使うこともできますが、使うべきではないと思います。絶対的な固定源を用いると前歯が

888
01:17:24,100 --> 01:17:33,380
[南舘] 動きすぎてしまいます。お見せいただいたClinCheckの重ね合わせのように、

889
01:17:33,380 --> 01:17:46,840
[南舘] 歯が骨から外れてしまうので、良好な臨床結果には多少の固定源の喪失が必要です。ええ、私も同感です。

890
01:17:46,840 --> 01:17:52,600
[Sandra] もちろん私もTADで抜歯症例を治療したことがあります。皆さんもこっそり試したことがあると思いますが、

891
01:17:52,600 --> 01:17:59,320
[Sandra] その結果は気に入りませんでした。切歯が後退しすぎて、こんなふうに倒れ込んでしまい、

892
01:17:59,320 --> 01:18:06,600
[Sandra] トルクをコントロールできませんでした。TAD症例ではTADから犬歯のフックにゴムをかけるので、

893
01:18:07,800 --> 01:18:15,880
[Sandra] 引っ張りすぎてしまうのです。切歯が傾斜してオーバーバイトが非常に深くなりました。後退しすぎだという意見に

894
01:18:15,880 --> 01:18:24,440
[Sandra] 私も同感です。さて、これらの症例ではTADを使っていません。TADなしで、

895
01:18:24,440 --> 01:18:30,440
[Sandra] 上顎切歯を6.8mm後退させられると言えば、それだけでもかなりの量だと思います。

896
01:18:32,840 --> 01:18:41,240
[Sandra] TADを使ったケースでは仕上がりが気に入らなかったので、患者さんには勧めないようにしています。

897
01:18:41,240 --> 01:18:49,320
[Sandra] これはアライナー治療の話です。ええ、私の個人的な信念として、アライナーは

898
01:18:49,320 --> 01:18:57,240
[Sandra] マルチブラケット装置よりも固定源をうまくコントロールできると思います。ほぼすべてのマルチブラケット装置による

899
01:18:57,240 --> 01:19:07,000
[Sandra] 抜歯の空隙閉鎖モデルは中程度の固定源にとどまりますが、アライナーなら下顎で最大固定源が得られます。

900
01:19:07,000 --> 01:19:13,800
[Sandra] だからこそ、抜歯症例でさらなる切歯の後退を求める場合には、TADを使わざるを得ないのです。

901
01:19:14,760 --> 01:19:21,400
[Sandra] マルチブラケット装置はすべて中等度の固定源モデルですから。なるほど。アライナーならプログラムで

902
01:19:21,400 --> 01:19:29,880
[Sandra] 最大固定源モデルにできます。固定源のコントロールはマルチブラケットよりはるかに優れています。だからこそ

903
01:19:29,880 --> 01:19:37,000
[Sandra] マルチブラケットの抜歯症例で前歯をもっと後退させたい場合はTADを使うこともありますが、おっしゃる通り

904
01:19:37,000 --> 01:19:44,680
[Sandra] アライナーの抜歯症例では不要です。岡野先生、これについてどう思われますか？

905
01:19:45,320 --> 01:19:55,640
[岡野] ええと、下顎ではより多くの固定源の喪失を許容したいので、だから

906
01:19:55,640 --> 01:20:08,870
[岡野] クラスターエラスティックを使うんです。この論文では上顎でより多くの固定源の喪失が見られたので、もし

907
01:20:08,870 --> 01:20:17,110
[南舘] I級症例であっても、この1.1ミリを解消する必要があります

908
01:20:17,110 --> 01:20:30,390
[南舘] それがクラスターエラスティックですね。そう、I級であってもクラスターエラスティックが必要ということです

909
01:20:30,390 --> 01:20:38,710
[Sandra] その通り、私も全く同じ推奨です。では、この症例の経過を見てみましょう。彼女は

910
01:20:38,710 --> 01:20:46,070
[Sandra] アライナーを2週間ごとに交換しました。下段が最初のアライナーを使い終えた状態です

911
01:20:46,070 --> 01:20:56,600
[Sandra] 本当に印象的なのは垂直的コントロールです。このオーバーバイトを見てください

912
01:20:58,070 --> 01:21:07,430
[Sandra] 深くならず、実に見事なコントロールです。経過のパノラマも撮影しました

913
01:21:08,150 --> 01:21:14,710
[Sandra] 見てください、この犬歯が少し傾斜しています。

914
01:21:14,710 --> 01:21:21,670
[Sandra] こちらは完璧です。追加アライナーを作る際に根尖の傾斜を改善します。そしてこれが

915
01:21:21,670 --> 01:21:30,470
[Sandra] 最終資料です。素晴らしい。変化が分かりますね。もちろん重ね合わせでも

916
01:21:31,190 --> 01:21:35,990
[Sandra] 切歯が大幅に後退しているのが分かります

917
01:21:35,990 --> 01:21:43,910
[Sandra] また固定源の喪失もありました。平均して上顎で3ミリ、下顎で2ミリです

918
01:21:43,910 --> 01:21:49,990
[Sandra] これは正しいことで、ClinCheckの計画上では下顎臼歯が近心移動していなくても、

919
01:21:51,350 --> 01:22:02,310
[Sandra] 実際の臨床では多少の固定源の喪失を見込んでおく必要があります。切歯の後退は、

920
01:22:02,310 --> 01:22:10,310
[Sandra] 傾斜移動の組み合わせです。切歯の傾斜が改善しているのが分かりますが、歯体移動も加わっています

921
01:22:14,360 --> 01:22:23,430
[Sandra] そうですね。そしてこれが彼女の顔貌の変化です

922
01:22:26,130 --> 01:22:32,770
[Sandra] さて、皆さんが考えているのは、マルチブラケット装置による抜歯治療と

923
01:22:32,770 --> 01:22:42,210
[Sandra] クリアアライナー治療の比較でしょう。今でも抜歯症例を

924
01:22:42,210 --> 01:22:49,170
[Sandra] マルチブラケットで治療したい臨床医は多く、画面の前の方にもいるでしょう。私もそうでした。でも患者が

925
01:22:49,170 --> 01:22:53,810
[Sandra] 来て『アライナー治療だけがいい、でも抜歯も必要』と言えば、そういう患者は

926
01:22:53,810 --> 01:23:03,330
[Sandra] アライナーで治療することになります。これは系統的レビューで、私が読んだ45編の論文では、

927
01:23:04,050 --> 01:23:09,410
[Sandra] より関連性が高いと感じたので、できるだけ最新の論文を選びました

928
01:23:09,410 --> 01:23:18,130
[Sandra] これはG6以降、SmartTrack以降のもので、2023年の論文です。そこでの知見は、

929
01:23:18,130 --> 01:23:27,970
[Sandra] 非常に興味深いものでした。2023年、G6やSmartTrackにより、クリアアライナーとマルチブラケット装置の間で

930
01:23:27,970 --> 01:23:37,010
[Sandra] ABO指標やPARインデックスで評価すると、差はありませんでした。ただし

931
01:23:37,010 --> 01:23:43,730
[Sandra] 予測値と実際の移動量には差がありますが、もう一方では、クリアアライナーも

932
01:23:43,730 --> 01:23:50,880
[Sandra] マルチブラケット装置も効果的だと分かりました。マルチブラケット装置は

933
01:23:50,880 --> 01:23:56,400
[Sandra] 頬舌的傾斜と咬合接触に優れる一方、アライナー治療では

934
01:23:56,400 --> 01:24:03,120
[Sandra] 予測と実際の移動に乖離が生じることがあります。だからこそ私たちは、

935
01:24:04,360 --> 01:24:10,600
[Sandra] オーバーバイトのオーバーコレクション、歯根傾斜の過度な修正、近心への歯冠傾斜の維持を

936
01:24:10,600 --> 01:24:19,860
[Sandra] スペース閉鎖時に行うよう推奨しています。これらの要点をすべて実践すれば、

937
01:24:19,860 --> 01:24:28,800
[Sandra] アライナーとマルチブラケット治療に差はなくなります。さて、重度の叢生症例です。

938
01:24:29,600 --> 01:24:36,160
[Sandra] おっしゃった通り、欧米では「これをアライナーでどう治療するんだ」と驚かれます

939
01:24:36,160 --> 01:24:44,640
[Sandra] 非常に劇的な症例です。患者はII級で、下顎の第二小臼歯が

940
01:24:44,640 --> 01:24:53,840
[Sandra] 舌側に萌出しています。もしマルチブラケット装置でこの症例を

941
01:24:53,840 --> 01:25:03,410
[Sandra] 治療するなら、I級仕上げにするため上顎4番・下顎5番を抜歯するでしょう。

942
01:25:03,410 --> 01:25:14,610
[Sandra] でもアライナーなら固定源を非常に良くコントロールできます。これはII級ですが、私は

943
01:25:14,610 --> 01:25:23,330
[Sandra] 上顎4番・下顎4番を抜歯します。これがクリアアライナーの抜歯計画と

944
01:25:24,130 --> 01:25:32,720
[Sandra] マルチブラケット装置の抜歯計画の違いです。これが治療前のレントゲンですが、切歯は

945
01:25:32,720 --> 01:25:40,660
[Sandra] それほど突出していません。抜歯の理由は叢生です。こちらはデジタル治療計画で、

946
01:25:40,660 --> 01:25:46,900
[Sandra] ステージングのパターンを見ると、下顎は中等度固定源プロトコルです。いや

947
01:25:46,900 --> 01:25:56,160
[Sandra] 上顎は左右とも最大固定源です。叢生の量が分かりますね。

948
01:25:57,460 --> 01:26:05,040
[Sandra] 下顎にはG6を適用せず、それでも犬歯の遠心移動から開始し、その後に前歯の

949
01:26:05,040 --> 01:26:14,000
[Sandra] 配列を行います。II級なので、下顎歯列で臼歯部を近心移動させて

950
01:26:14,000 --> 01:26:24,230
[Sandra] 大臼歯関係をI級で仕上げます。上顎は最大固定源、下顎は中等度固定源です。

951
01:26:24,230 --> 01:26:32,320
[Sandra] ここでは、犬歯を抜歯スペースへと移動させるだけです。

952
01:26:32,320 --> 01:26:37,760
[Sandra] そして、私は低位の側切歯の移動を遅らせることがあります。ステージ1から動かしたくないのです。

953
01:26:37,760 --> 01:26:43,040
[Sandra] 前方移動させる前にスペースを作る必要があります。そうしないと追従しません。

954
01:26:43,910 --> 01:26:51,510
[Sandra] 下顎では後退中であっても、犬歯と側切歯の間にこのスペースがあります。

955
01:26:51,510 --> 01:26:57,750
[Sandra] 私はいつも歯間に十分なスペースを空けるようにしています。これにより

956
01:26:57,750 --> 01:27:02,950
[Sandra] 歯が確実に追従するからです。下顎歯列を見ると6番と7番の間にスペースがあります。こうやって

957
01:27:02,950 --> 01:27:10,470
[Sandra] 傾斜をコントロールするんです。あえてスペースを開けて、各臼歯間に

958
01:27:10,470 --> 01:27:17,830
[Sandra] 隙間を作ります。これは非常に良い歯のコントロールです。ルートコントロール・アタッチメントだけでなく、

959
01:27:17,830 --> 01:27:20,790
[Sandra] 歯を覆うアライナーの弾性によっても可能になります。

960
01:27:24,720 --> 01:27:32,880
[Sandra] 重ね合わせも見ますが、こちらが最終的な咬合です。お分かりのように私は

961
01:27:32,880 --> 01:27:40,320
[Sandra] 開咬は作らず、ゼロに設定しました。これが重ね合わせですね。

962
01:27:41,970 --> 01:27:47,490
[Sandra] 抜歯症例を見てください。これは最大固定源です。これが犬歯で、ここから始まって

963
01:27:47,490 --> 01:27:53,090
[Sandra] ここで終わる必要があります。これが犬歯で、ここから始まりここで終わる。まさに最大固定源です。

964
01:27:53,730 --> 01:27:59,890
[Sandra] そしてスペースの大部分は前歯部の配列に使われます。下顎では切歯の後退は

965
01:27:59,890 --> 01:28:06,370
[Sandra] ほとんどありません。これが第二小臼歯の初期位置です。お分かりの通り、これを

966
01:28:07,170 --> 01:28:10,930
[Sandra] 頬側へ移動させ、臼歯部のわずかな近心移動を許容しました。

967
01:28:10,930 --> 01:28:19,350
[Sandra] 私はいつも最初の追加アライナーの写真が見たいのです。終了時を見せてくれますが、それは分かっています。

968
01:28:19,350 --> 01:28:25,670
[Sandra] きれいな仕上がりです。でも、承認したClinCheckで最初のアライナーを使った後に何が起きたか、それが重要なのです。

969
01:28:25,670 --> 01:28:34,790
[Sandra] これがアライナー40個使用後、わずか10ヶ月です。まだ少し

970
01:28:35,510 --> 01:28:43,350
[Sandra] 抜歯スペースが残っています。この症例ではまだ仮想IPRを行っておらず、犬歯関係はまだ少し

971
01:28:43,350 --> 01:28:48,950
[Sandra] II級ですが、垂直的コントロールは非常に良好です。正中は少しズレています。

972
01:28:50,230 --> 01:28:59,920
[Sandra] ここで経過のパノラマを撮影します。これがオーバーコレクションです。非常に良く

973
01:28:59,920 --> 01:29:06,800
[Sandra] オーバーコレクションされています。ただ過度にオーバーコレクションする必要はありません。

974
01:29:06,800 --> 01:29:13,840
[Sandra] CBCTで歯根同士が接触するまでオーバーコレクションする必要はありません。こういう症例になってしまうからです。

975
01:29:13,840 --> 01:29:19,760
[Sandra] このケースでは、こちらの歯根を遠心傾斜、こちらを近心傾斜させて、

976
01:29:19,760 --> 01:29:28,640
[Sandra] 歯根の平行性を達成します。この部位の歯根は良好ですが、側切歯は今ひとつです。そこで

977
01:29:28,640 --> 01:29:34,560
[Sandra] すべての歯根傾斜を調整します。抜歯症例を行う先生方にはいつもお勧めしていますが、

978
01:29:35,280 --> 01:29:41,880
[Sandra] 最初のアライナーが終わったとき、追加アライナーで他に何を修正すべきかは

979
01:29:41,880 --> 01:29:47,560
[Sandra] パノラマを撮らなければ分かりません。撮れば、追加アライナーで

980
01:29:47,560 --> 01:29:53,400
[Sandra] すべての歯根傾斜を調整し、次のアライナー群で歯根を真っ直ぐに並べることができます。

981
01:29:53,400 --> 01:30:00,600
[Sandra] もう一つの利点は、経過のCBCTを撮れば、そのCBCTデータを

982
01:30:00,600 --> 01:30:08,130
[Sandra] 追加アライナーの計画に統合できることです。初回はもちろんCBCTで行い、2回目も

983
01:30:08,130 --> 01:30:14,130
[Sandra] CBCTで行えるので、すべての歯根の位置を調整して症例をきれいに仕上げられます。

984
01:30:14,130 --> 01:30:22,500
[Sandra] 抜歯症例で追加アライナーを注文する際は、毎回CBCTを撮影しますか？

985
01:30:23,860 --> 01:30:31,270
[Sandra] はい。FOV（撮影範囲）は狭くても構いません。全体を撮る必要はありませんが、全体を撮れば

986
01:30:31,270 --> 01:30:37,510
[Sandra] セファロの重ね合わせを行い、切歯がどれだけ後退したかを確認できます。

987
01:30:38,390 --> 01:30:43,430
[Sandra] 被曝を抑えたい場合はパノラマ撮影のCBCTにすることもできます。ただ、それほど

988
01:30:43,430 --> 01:30:48,950
[Sandra] メリットはないかもしれません。私の医院では多くの研究を行っているので、全体を撮るようにしています。いつか

989
01:30:48,950 --> 01:30:57,410
[Sandra] 誰かがそのデータを必要とするからです。なるほど。これが最終状態で22ヶ月後です。これは

990
01:30:57,410 --> 01:31:04,450
[Sandra] おっしゃった通り、抜歯症例としては非常に効率的な治療です。重度の叢生でも、

991
01:31:04,450 --> 01:31:13,400
[Sandra] 歯の移動量が少なくて済み、非常に短期間できれいに仕上がります。そして

992
01:31:13,400 --> 01:31:20,680
[Sandra] この症例の重ね合わせを見ると、上顎切歯の後退と挺出、下顎では

993
01:31:20,680 --> 01:31:27,400
[Sandra] 下顎の大幅な圧下と、下顎歯列のさらなる近心移動が見られます。II級の

994
01:31:27,400 --> 01:31:40,580
[Sandra] 大臼歯関係から始めたので、I級で仕上げるため近心移動を許容する必要がありました。それで

995
01:31:40,580 --> 01:31:46,180
[Sandra] 重度の正中ずれがあります。ここで必ず注意すべきことの一つは、

996
01:31:46,180 --> 01:31:54,370
[Sandra] 舌側転位歯がある場合、歯根を必ず正しい位置へ動かすことです。さもないと

997
01:31:54,370 --> 01:32:01,090
[Sandra] 歯冠が歯根のある位置へと戻ってしまい、後戻りが生じる可能性があります。

998
01:32:01,090 --> 01:32:09,490
[Sandra] 後戻りを防ぐには、歯根も正しい位置に動かす必要があります。重度の叢生症例では、

999
01:32:09,490 --> 01:32:16,370
[Sandra] 根尖の位置にも注意を払う必要があります。一部の歯が

1000
01:32:16,370 --> 01:32:22,450
[Sandra] 舌側に転位しているので、歯冠だけでなく歯根も頬側へ動かさねばなりません。そうすれば

1001
01:32:22,450 --> 01:32:35,480
[Sandra] 治療後の後戻りは起こりません。そこで、この論文でいくつか結論を述べます。

1002
01:32:35,480 --> 01:32:42,360
[Sandra] アライナー技術の進歩についてです。「抜歯症例は苦手」と言う人は

1003
01:32:42,360 --> 01:32:50,600
[Sandra] 25年前を思い浮かべています。当時のアライナー技術はまだ未熟で

1004
01:32:50,600 --> 01:32:57,720
[Sandra] 抜歯症例をうまく治療できず、初期に試したドクターは多くの合併症に直面しました。しかし

1005
01:32:57,720 --> 01:33:05,320
[Sandra] アライナー技術の進歩により、現代のクリアアライナー、特にG6プロトコルでは

1006
01:33:05,960 --> 01:33:12,440
[Sandra] アライナーに組み込まれたアクティベーションによって、予測可能性が大幅に向上しました

1007
01:33:12,440 --> 01:33:17,240
[Sandra] 小臼歯抜歯治療における、特にトルクコントロールと歯体移動においてです

1008
01:33:18,680 --> 01:33:24,760
[Sandra] 固定源とステージングのプロトコルは極めて重要です。抜歯症例での効果的なスペースクローズは

1009
01:33:24,760 --> 01:33:29,800
[Sandra] 固定源の設計にかかっています。最小・中等度・最大のどれが必要かを考えます

1010
01:33:30,440 --> 01:33:36,680
[Sandra] しかも顎単位ではなく、固定源を4つのクアドラントごとに分けて考える必要があります

1011
01:33:36,680 --> 01:33:42,200
[Sandra] 「このクアドラントは中等度、ここは最大」とし、さらに精密なステージング

1012
01:33:42,200 --> 01:33:49,080
[Sandra] 戦略をとります。レシプロカル、スタッガード、フロッグ、G6など、どのステージングも有効です

1013
01:33:49,080 --> 01:33:56,280
[Sandra] 固定源は歯ごとの移動量の差で管理できます。先ほどの重度叢生症例のように

1014
01:33:56,280 --> 01:34:03,960
[Sandra] 上顎はClass IIなので最大固定源、下顎は中等度とすることでClass Iに仕上げられます

1015
01:34:03,960 --> 01:34:12,040
[Sandra] そして、最終咬合で咬頭対窩の関係を確立するため、顎間ゴムについても多く話しました

1016
01:34:12,040 --> 01:34:24,040
[Sandra] そして、オーバーコレクションは不可欠です。デジタル計画で見えるものと

1017
01:34:24,040 --> 01:34:32,680
[Sandra] 実際に患者の口腔内で起こることには差が生じることを理解せねばなりません

1018
01:34:32,680 --> 01:34:41,480
[Sandra] この歯の移動の発現の差を補うため、あらかじめオーバーコレクションを

1019
01:34:41,480 --> 01:34:48,470
[Sandra] 組み込みます。よくある切歯のトルクロスや過蓋咬合の深化に対処するため、

1020
01:34:48,470 --> 01:34:53,990
[Sandra] 追加で舌側歯根トルクを10度付与するなどのオーバートリートメントを行うべきです

1021
01:34:53,990 --> 01:35:01,330
[Sandra] デジタルセットアップでオーバーバイトを0ミリに設定し、歯根のコントロールにも積極的な

1022
01:35:01,330 --> 01:35:06,770
[Sandra] 計画が必要です。ディープバイトを防ぎ、回転用ではなく歯根をコントロールする

1023
01:35:06,770 --> 01:35:14,210
[Sandra] アタッチメントが必要です。最適化でも、垂直または水平の長方形でも

1024
01:35:14,210 --> 01:35:20,930
[Sandra] 歯根の傾斜をコントロールできます。さらに、抜歯部位に隣接する歯と

1025
01:35:20,930 --> 01:35:27,970
[Sandra] 第一臼歯に15度のバーチャルゲーブルベンドを設定して傾斜移動を防ぎ、適切な歯根の並びを確保します

1026
01:35:27,970 --> 01:35:45,730
[Sandra] スペースクローズ後にです。ありがとうございます。いくつか質問があります。CBCTとClinCheckを連携させていますか？

1027
01:35:45,730 --> 01:35:59,960
[南舘] あるいは、大臼歯の固定源喪失が非常に小さい症例を治療する場合、

1028
01:35:59,960 --> 01:36:10,200
[南舘] 前歯の歯根が骨から露出してしまいます。これについてどう思われますか？本当に起こるのでしょうか？

1029
01:36:10,760 --> 01:36:20,200
[Sandra] はい、今は全症例でCBCTを使っています。大きく後退させると、

1030
01:36:20,200 --> 01:36:31,000
[Sandra] 上下切歯の舌側に骨がないのが見えます。ただ、私たちは長年

1031
01:36:32,120 --> 01:36:41,670
[Sandra] マルチブラケット装置で歯を動かしてきました。何年も歯を動かしてきたのです。

1032
01:36:41,670 --> 01:36:52,480
[Sandra] これをご覧ください。これはG6の症例ですが、ここの基底骨は

1033
01:36:52,480 --> 01:36:57,520
[Sandra] あまり変化しません。でも歯槽骨は、この2本の赤線を見てください

1034
01:37:00,640 --> 01:37:04,160
[Sandra] 舌側の歯槽骨は歯と一緒に移動します。

1035
01:37:06,200 --> 01:37:11,480
[Sandra] ここでもそうです。赤線が歯とともに舌側へ移動しています。もちろん

1036
01:37:11,480 --> 01:37:20,280
[Sandra] これはCBCT連携には反映されません。CBCT連携では骨が

1037
01:37:20,280 --> 01:37:30,180
[Sandra] 静的で、骨は動かないからです。歯を後退させたときに骨がどれだけ動くかという

1038
01:37:30,180 --> 01:37:37,460
[Sandra] 良いデータが得られるまでは、歯を予測できません。初期状態では、

1039
01:37:37,460 --> 01:37:43,940
[Sandra] この歯がほぼ歯槽突起の外側にあるように見え、かなり怖いですよね。

1040
01:37:43,940 --> 01:37:48,980
[Sandra] ええ、そして最終位置では歯槽突起の中央に収まっています。

1041
01:37:51,600 --> 01:38:00,000
[Sandra] 前述の通り、根尖の移動は少なく、大部分は歯冠の傾斜移動と、

1042
01:38:00,000 --> 01:38:05,760
[Sandra] わずかな歯体移動です。歯冠は大きく傾斜しましたが、根尖の後退は2ミリ程度です。

1043
01:38:05,760 --> 01:38:15,680
[Sandra] はい。ですから、舌側に

1044
01:38:15,680 --> 01:38:21,600
[Sandra] CBCT連携で骨がないように見えても恐れないでください。私たちはマルチブラケット装置で

1045
01:38:21,600 --> 01:38:27,680
[Sandra] CBCT連携なしで何年も抜歯症例を治療してきましたが、問題は起きていません。

1046
01:38:27,680 --> 01:38:36,640
[Sandra] ClinCheck上で移動させて舌側に骨がない抜歯症例について、

1047
01:38:36,640 --> 01:38:43,200
[Sandra] 治療後にCBCTを撮影し、舌側に本当に骨があるかを確認する

1048
01:38:43,200 --> 01:38:49,440
[Sandra] 今後の研究ができれば素晴らしいです。骨が実際に歯の移動に追従することを証明できます

1049
01:38:49,440 --> 01:39:00,580
[Sandra] なるほど。さらに、大臼歯の移動量が多い場合、目標値は

1050
01:39:00,580 --> 01:39:08,180
[Sandra] 近心に3ミリ多めにすべきかもしれませんね。実際、こちらは4ミリで…

1051
01:39:08,180 --> 01:39:15,300
[Sandra] 4クアドラントのG6最大固定源ですが、研究によれば上顎大臼歯は3mm前方移動します。だから

1052
01:39:15,300 --> 01:39:24,050
[Sandra] ClinCheck上で切歯を8mm後退させても、実際には大臼歯が

1053
01:39:24,050 --> 01:39:33,670
[Sandra] 3mm前方移動するので、切歯は5mmしか後退しません。ですから

1054
01:39:34,390 --> 01:39:38,790
[Sandra] 最終咬合がClinCheck計画通りにならないため「アライナーは効かない」とする研究が多すぎます。

1055
01:39:39,590 --> 01:39:47,520
[Sandra] しかし、そうした研究を行うドクターは、デジタル

1056
01:39:47,520 --> 01:39:54,160
[Sandra] 治療計画が歯の移動の表現であることを理解していません。それは歯の移動を計画するのに役立ちます

1057
01:39:54,160 --> 01:40:01,840
[Sandra] 固定源やステージングの計画に。ですが私たちは皆、歯が最終的に

1058
01:40:01,840 --> 01:40:08,160
[Sandra] その通りにはならないと分かっています。歯の移動の発現度には差があり、トルクの発現度は

1059
01:40:08,160 --> 01:40:13,920
[Sandra] 30％から72％程度だからです。ある患者では30％、別の患者では

1060
01:40:13,920 --> 01:40:19,840
[Sandra] 72％にもなります。これは生物学的反応の差であり、デジタル治療計画は

1061
01:40:19,840 --> 01:40:28,280
[Sandra] 口腔内で起こることの100％ではない、と私たちは理解しています。

1062
01:40:28,280 --> 01:40:41,040
[南舘] ありがとうございます。次の質問は、トルクのオーバーコレクション、追加のトルクについてです。

1063
01:40:42,000 --> 01:40:49,600
[南舘] トルクが発現するタイミングをコントロールしていますか？つまり、一部のドクターは

1064
01:40:50,880 --> 01:40:56,640
[南舘] 先に追加のトルクを加えてから、圧下や後退を行いますが、

1065
01:40:56,640 --> 01:41:07,440
[南舘] 先生は全ステージを通してトルクを付与しているのでしょうか？

1066
01:41:08,000 --> 01:41:17,520
[南舘] トルクを発現させる時期をコントロールしていますか？どのようにお考えですか。

1067
01:41:17,520 --> 01:41:22,640
[Sandra] そうですね、いいえ、発現のタイミングはコントロールしません。

1068
01:41:22,640 --> 01:41:30,080
[Sandra] 最終咬合での歯根傾斜をオーバーコレクションするのと同じようにトルクを設定します。

1069
01:41:31,680 --> 01:41:37,360
[Sandra] そうすれば、すべてのアライナーに1度ずつのトルクが組み込まれ、オーバー

1070
01:41:37,360 --> 01:41:45,520
[Sandra] コレクションが最後ではなく治療全体を通して行われます。これは

1071
01:41:45,520 --> 01:41:55,520
[Sandra] 歯根傾斜のオーバーコレクションも同じで、各アライナーで歯根を歯冠から0.25度遠ざけます。だから

1072
01:41:55,520 --> 01:42:02,000
[Sandra] オーバーコレクションがすべてのアライナーに組み込まれます。そのオーバーコレクションを

1073
01:42:02,000 --> 01:42:09,680
[Sandra] すべてのアライナーに組み込むことで、傾斜移動を防ぎ、トルクの喪失を防ぎます。

1074
01:42:09,680 --> 01:42:18,500
[南舘] なるほど、ありがとうございます。もう1つの質問は、下顎3-3の過度な圧下についてです。

1075
01:42:19,140 --> 01:42:28,340
[南舘] これは段階的な移動ですか、それとも同時移動ですか？下顎の歯を圧下する際、

1076
01:42:28,340 --> 01:42:37,220
[南舘] ユーティリティアーチのように、犬歯と前歯部を分けて圧下するのですか

1077
01:42:37,220 --> 01:42:46,580
[Sandra] はい。これはアジアで非常に人気のあるスタッガードのステージング技術ですね

1078
01:42:46,580 --> 01:42:54,180
[Sandra] 犬歯を圧下してから切歯を圧下する、という具合です。ただ、それを抜歯症例で

1079
01:42:54,180 --> 01:43:01,060
[Sandra] 組み合わせたくはありません。非抜歯の過蓋咬合症例ならやってもいいですが、

1080
01:43:01,060 --> 01:43:07,620
[Sandra] 抜歯症例では犬歯の主要な移動は抜歯部位への後退だからです

1081
01:43:08,180 --> 01:43:13,860
[Sandra] 前歯部でスタッガードの圧下も行って、治療を複雑にしたくはありません

1082
01:43:15,440 --> 01:43:25,480
[Sandra] 私なら、また最終位置をオーバーコレクションします。ClinCheckで

1083
01:43:25,480 --> 01:43:32,840
[Sandra] 左側の切歯に接触があれば、前歯6本を選択してクリックし、圧下させます

1084
01:43:32,840 --> 01:43:39,720
[Sandra] このすき間が見えるまで、上下切歯が接触しなくなるまでです。そして

1085
01:43:39,720 --> 01:43:48,520
[Sandra] その圧下を、患者が装着するすべてのアライナーに組み込みます。もし

1086
01:43:48,520 --> 01:43:57,080
[Sandra] 抜歯部位を全部閉じた時点でディープオーバーバイトになり、その段階で

1087
01:43:57,080 --> 01:44:05,320
[Sandra] 過蓋咬合を改善したいなら、スタッガードの圧下も有効ですが、スペースクローズ中はだめです

1088
01:44:05,320 --> 01:44:23,380
[南舘] なるほど、ありがとうございます。別の質問ですが、骨格パターン、たとえば

1089
01:44:24,100 --> 01:44:34,070
[南舘] ローアングルやハイアングルによって、オーバーコレクションの量を変えますか？

1090
01:44:34,820 --> 01:44:47,830
[南舘] それとも量は変えませんか？どうお考えですか。――オーバーコレクションや

1091
01:44:47,830 --> 01:45:02,950
[Sandra] 最終位置は変えません。ですが、ハイアングル症例ではスペースクローズの際、

1092
01:45:02,950 --> 01:45:11,990
[Sandra] 大臼歯、つまり後方歯にも圧下を加えるよう指示できます。このハイアングルの

1093
01:45:11,990 --> 01:45:20,550
[Sandra] 顔貌はこうですよね。後方歯を圧下すれば下顎が前方回転し、横顔のプロファイルが

1094
01:45:20,550 --> 01:45:31,860
[Sandra] 改善します。――そう、ハイアングルでは圧下による前方回転を狙うのですね

1095
01:45:31,860 --> 01:45:46,840
[南舘] はい。――なるほど、ありがとうございます。もう1つ、Class IIゴムについてですが

1096
01:45:46,840 --> 01:45:57,780
[南舘] どのくらいの頻度で使いますか？また、使う場合は種類や強さはどのくらいですか？

1097
01:45:57,780 --> 01:46:10,900
[南舘] 抜歯症例でClass IIゴムを使わないということはありえますか？

1098
01:46:11,940 --> 01:46:22,150
[Sandra] ええ、最初は1/4オンスのミディアムを使いますが、

1099
01:46:22,150 --> 01:46:29,350
[Sandra] 半分ほど進んでスペースがほぼ閉じたら、3/16オンスのミディアム、約4〜4.5

1100
01:46:29,350 --> 01:46:39,670
[Sandra] オンスのゴムに変更します。Class IとClass IIの抜歯症例では、常にゴムを使います

1101
01:46:40,790 --> 01:46:45,750
[Sandra] Ⅲ級の抜歯症例では、私はゴムを使いません

1102
01:46:45,750 --> 01:46:55,840
[Sandra] ――Ⅲ級の抜歯症例では、ゴムは必要ないと?

1103
01:46:55,840 --> 01:47:02,240
[Sandra] 上顎で固定源をより多く失うのが分かっているからです。――その通りですね

1104
01:47:02,240 --> 01:47:08,560
[Sandra] ただ、Ⅲ級が非常に重度で、Ⅲ級ゴムを加えたいなら、それも可能でしょう

1105
01:47:08,560 --> 01:47:17,520
[Sandra] 設計だけしておいて、実際にはゴムを使わないという手もあります

1106
01:47:17,520 --> 01:47:23,200
[Sandra] 頬側咬合を観察しながら、プレシジョン・カットを設計しておき、不要なら使わなければよいのです

1107
01:47:24,080 --> 01:47:30,240
[岡野] 逆に、プレシジョン・カットを忘れたままアライナーができてしまったら?

1108
01:47:30,880 --> 01:47:36,080
[Sandra] クリアアライナー用のプライヤーで、自分でプレシジョン・カットを作ります

1109
01:47:39,410 --> 01:47:49,540
[岡野] なるほど。普段使うⅡ級ゴムの強さを、もう一度教えていただけますか?

1110
01:47:49,540 --> 01:47:56,020
[Sandra] 3/16インチですね。最初は犬歯と臼歯の距離がとても離れていますから

1111
01:47:56,020 --> 01:48:03,170
[Sandra] 私はまず1/4インチのミディアム(4.5オンス)から始めます

1112
01:48:04,050 --> 01:48:12,770
[南舘] ミディアムの4.5オンスですね。さて、スペースを閉じる段階になると

1113
01:48:12,770 --> 01:48:21,250
[Sandra] 犬歯と臼歯の距離が縮まってきますね。そこである時点で

1114
01:48:21,250 --> 01:48:27,090
[Sandra] 「では1/4インチから3/16インチに変えよう」と判断します

1115
01:48:28,600 --> 01:48:39,060
[岡野] ――強さはミディアム4.5オンスのままですか? ――そうです ――どこの製品を? ――Ormco社製です

1116
01:48:40,260 --> 01:48:43,060
[Sandra] 何でも構いません。一番安いエラスティックで大丈夫です

1117
01:48:45,140 --> 01:48:48,820
[南舘] ――どこの製品を? ――どのゴムでも効きますから

1118
01:48:48,820 --> 01:48:57,780
[Sandra] 手に入りやすいものを。私はOrmcoで、ベア(クマ)からカンガルーですね

1119
01:48:59,620 --> 01:49:03,060
[Sandra] クマからカンガルーですね。なるほど、同じです

1120
01:49:05,560 --> 01:49:13,000
[南舘] 次の質問です。臼歯の欠損がある場合、中等度固定源の症例を

1121
01:49:13,000 --> 01:49:17,560
[南舘] 意図的に最大固定源にしますか? Speeの彎曲はオーバーコレクションしますか?

1122
01:49:17,560 --> 01:49:29,840
[南舘] ――全症例で最大固定源にするのですか? ――いえ、顔貌のプロファイルによります

1123
01:49:31,280 --> 01:49:40,000
[Sandra] 側貌が著しく突出したアジア人なら、指示書に「G6 最大固定源」と書きます

1124
01:49:40,000 --> 01:49:49,680
[Sandra] 一方、抜歯は必要でも側貌が良好な白人患者なら

1125
01:49:49,680 --> 01:49:58,040
[Sandra] 「中等度固定源で閉鎖を」と指示します。ただし患者さんの顔貌や

1126
01:49:58,040 --> 01:50:07,330
[Sandra] 口唇の突出度、審美性によります。Speeの彎曲のオーバーコレクションについては

1127
01:50:07,330 --> 01:50:12,960
[Sandra] 先ほど言った通り、常に下顎前歯(3-3)を少し多めに圧下させています。――なるほど

1128
01:50:15,650 --> 01:50:29,830
[南舘] ありがとうございます。質問は以上です。2時間があっという間でしたね

1129
01:50:29,830 --> 01:50:47,280
[南舘] オンラインの皆さんも、このテーマを楽しんでくれていたら嬉しいです。とても役立つ内容で

1130
01:50:48,240 --> 01:50:52,400
[Sandra] 日本人だけでなく、韓国や中国など、すべてのアジア人患者に当てはまります

1131
01:50:52,400 --> 01:51:00,440
[南舘] 本当にありがとうございました。そして、私からも

1132
01:51:00,440 --> 01:51:08,200
[Sandra] 遅い時間まで私たち3人にお付き合いいただいた皆様に感謝します

1133
01:51:08,200 --> 01:51:14,680
[Sandra] 本当に楽しい講演でした。一方通行のウェビナーよりも、

1134
01:51:14,680 --> 01:51:23,880
[Sandra] こうして双方向で議論し質問し合える形式は素晴らしい。Aligner Radioにぴったりです

1135
01:51:23,880 --> 01:51:34,680
[Sandra] ありがとうございます。私もとても嬉しかったです。何度も話し合った通り、

1136
01:51:34,680 --> 01:51:46,500
[南舘] 私たちの治療コンセプトには共通点が多く、先生と同じか確かめたかったのです

1137
01:51:46,500 --> 01:51:55,460
[南舘] 抜歯症例について、いくつかの共通点と、良い結果を得るための重要なポイントが

1138
01:51:55,460 --> 01:52:05,060
[南舘] 見つかり、私にとってとても幸せな時間でした。――ええ、すべてを

1139
01:52:05,060 --> 01:52:14,660
[Sandra] まったく同じやり方にする必要はありません。優れた最終結果が得られればいいのです

1140
01:52:14,660 --> 01:52:22,680
[Sandra] 何度も言ってきた通り、やり方はいろいろあります。ただ今回のこの文献は

1141
01:52:22,680 --> 01:52:30,040
[Sandra] 「これはTai流だ」と言う代わりに、「これが論文の示すことだ」と伝えました

1142
01:52:30,040 --> 01:52:37,560
[Sandra] 研究が示す知見に基づき、抜歯症例の治療で本当に注意すべき点を

1143
01:52:37,560 --> 01:52:54,050
[Sandra] お話ししました。――その通りですね。本当にありがとうございました。日本は今、深夜ですが

1144
01:52:54,050 --> 01:53:08,610
[南舘] シンデレラは帰らないと。今もまだ100名ほどがZoomに参加してくれています

1145
01:53:09,590 --> 01:53:17,400
[南舘] 本日はお越しいただき、素晴らしいご講演をありがとうございました

1146
01:53:17,400 --> 01:53:27,810
[南舘] そちらは早朝にもかかわらず、感謝いたします。本日のセッションは

1147
01:53:27,810 --> 01:53:35,330
[南舘] 録画され、約1年間アーカイブ配信されます。ご質問があればメッセージをいただくか

1148
01:53:35,890 --> 01:53:45,170
[南舘] Facebookなどでまた議論しましょう。いずれにせよ、本日は

1149
01:53:45,170 --> 01:53:53,570
[南舘] Aligner Radioにお越しいただきありがとうございました。皆さん、おやすみなさい

1150
01:53:53,570 --> 01:54:05,250
[南舘] ありがとうございました。Sandra Tai先生と素晴らしい時間を過ごせて感激しています

1151
01:54:05,250 --> 01:54:14,950
[南舘] さて、どう締めくくりましょうか

1152
01:54:17,830 --> 01:54:24,950
[南舘] 今後もこうした国際的なディスカッションを続けていきたいと思います

1153
01:54:24,950 --> 01:54:33,890
[南舘] Sandra先生とのセッションを皮切りに、さらに多くの企画を予定しています

1154
01:54:35,240 --> 01:54:43,880
[南舘] 台湾など海外からの参加者も増えていますので、今後はさらに

1155
01:54:43,880 --> 01:54:52,920
[南舘] アライナー治療について深く議論し、重要な情報を共有していきます

1156
01:54:52,920 --> 01:55:03,490
[南舘] 情報はFacebookやInstagramで発信しますので、興味のある方は

1157
01:55:04,530 --> 01:55:18,040
[南舘] ぜひまたご参加ください。ありがとうございました。おやすみなさい、そして良い朝を

1158
01:55:18,040 --> 01:55:19,240
[岡野] 良い一日を、Sandra先生

1159
01:55:19,240 --> 01:55:28,260
[岡野] ありがとうございました。さようなら、Sandra先生

1160
01:55:28,260 --> 01:55:39,730
[南舘] バイバイ、さようなら

1161
01:55:39,730 --> 01:55:42,390
[南舘] それでは、これで失礼します
